中国製&日本再販予定のホンダ新型オデッセイ。顔つきは変わらず予防安全装備の大きな進化も特に無し…このままだとトヨタ新型アルファード/ヴェルファイアに置いてけぼりに
デザインだけでなく、装備面において他のラインナップモデルに劣る部分も多いかもしれない
2023年冬頃に発表・発売予定となっているホンダ新型オデッセイ(Honda New Odyssey)。
2022年9月に日本国内向けの生産並びに販売を終了してから半年以上が経過しましたが、早くもこのモデルが日本市場向けとして再販される予定です。
厳密には日本での生産ではなく、中国工場での生産・輸入モデルということになりますが、ベースとなるモデルはオデッセイの姉妹車となる東風本田・新型エリシオン(New Elysion)。
2023年6月7日に発表・発売予定となっているトヨタのフルモデルチェンジ版・新型アルファード(Toyota New ALPHARD)/ヴェルファイア(New VELLFIRE)の直接的なライバルになると云われていますが、発売前からちょっと気になるポイントがいくつか見えてきました。
フルモデルチェンジやマイナーチェンジでもなく、あくまでも一部改良レベルなので顔つきはほぼ変わらない
まず、今回日本に導入される中国製・新型オデッセイですが、エクステリアデザインは基本的に変更されることなく、中国市場向けとして販売されているエリシオン/オデッセイとほぼ同じとのこと。
てっきり新型ヴェゼル(New Vezel)やZR-V、シビックシリーズ(New Civic)のようにリフレクター式の二眼LEDヘッドライトが両サイドに設けられ、単眼LEDハイビームが中央に設けられるような近年のホンダらしいデザイン言語が採用されるのかと思いきや、フロントグリル含めて大きな変化は特に無し。
さすがにLEDアクティブコーナリングライトは搭載予定とのことですが、アダプティブドライビングビームの確認はできなかったとのことで、一部機能面においては他のラインナップモデルとヒエラルキーが逆転する可能性も(特に新型ステップワゴン)。
予防安全装備も大きな進化は見当たらない?
そして個人的にちょっと驚いたのが、予防安全装備・ドライビングサポート機能のHonda SENSING。
新世代技術のHonda SENSING 360に関しては、2024年春頃に発表・発売予定となっているフルモデルチェンジ版・新型アコード(New ACCORD)にて搭載されることは確定していたものの、再販予定の新型オデッセイでは、以下の通り2022年9月に生産終了したモデルから特に大きな進化・変化はないとのこと。
もしかするとアダプティブクルーズコントロール[ACC]の精度・プログラムの改善が見られるかもしれませんが、それ以外の目新しいものが無いのはちょっと残念なところですし、競合モデルになるであろう新型アルファード/ヴェルファイアのように、プロアクティブドライビングアシスト[PDA]や安心降車アシスト[SEA]の設定は無し。
◇衝突軽減ブレーキ[CMBS]
◇誤発進抑制機能
◇後方誤発進抑制機能
◇歩行者事故低減ステアリング
◇路外逸脱抑制機能
◇渋滞追従機能付きアダプティブクルーズコントロール[ACC]
◇車線維持支援システム[LKAS]
◇先行者発進お知らせ機能
◇標識認識機能
◇オートハイビーム[AHB]