希少なヴェイダー(Vaydor)G35が競売に登場!日産V36スカイラインクーペの姉妹車インフィニティG35をベースにしたジョーカー車で、予想落札価格1,500万円を超えそうだ
見た目は新興メーカー製スーパーカーに見えるが、中身は日産/インフィニティベースのスポーツカー
映画「スーサイドスクワッド」にてジョーカーが運転していた車として話題になったヴェイダーG35(Vaydor G35)。
このモデルは、日産V36スカイラインクーペ(Nissan V36 Skyline Coupe)の姉妹車で北米市場向けのインフィニティG35をベースにしたカスタムスポーツカー。
つまり、インフィニティG35の内外装デザインを専用のボディキットに入れ替えるコンプリートカーですが、マニアの間では高値で取引されるほどの人気モデルとなっています。
そんなヴェイダーG35が、海外オークションサイトeBayにて出品されています。
これだけの専用ボディキット一式を揃えて完成させるのに約1,800万円~?
こちらが今回、海外オークションサイトeBayにて出品されているヴェイダーG35。
見た目からして、インフィニティ/日産をベースにしたコンプリートモデルとは思えない程の変貌っぷりですし、パッと見た印象は中東などの新興メーカーがオリジナルで製作したスーパーカー/ハイパーカー風。
ちなみにこのモデルに採用されている専用ボディキットは、約20,000ドル(日本円に換算して約264万円)で販売されたとのことですが、おそらく工賃を含まない金額だと予想されますし、足もとの社外アルミホイールやサスペンション関係も別途販売ですから、総額で考えると高級スポーツカー1台分購入できるような金額かもしれません。
※噂によると、コンプリートカー一式完成させるのに約1,800万円~2,000万円かかるとか…?
リヤミドシップスポーツカー風のスタイリング
サイドビューはまさにスーパーカーそのものですが、インフィニティG35のプラットフォームベースが後輪駆動[FR]ということもあり、車体のリヤセクションのマスを大きく取ることで、エアインテークなどを装着することによりミッドシップスポーツカーのように見せているところはユニーク。
リヤクォータービューの変貌っぷりもお見事。
テールランプレンズはワイドで一文字風にも見えますが、どことなくG35の雰囲気も残っていてユニーク。
ちなみにこのコンプリートカーを担当したヴェイダー・ボディキット社は、アメリカ・フロリダ州に拠点を置き、2013年に開催されたアメリカSEMAショーにて出展され、その後に映画「スーサイドスクワッド」に登場したことで一躍有名となりました。
エンジンはスカイラインのV6だが、GM製V8エンジンも搭載可能
パワートレインについては、インフィニティG35と同じ排気量3.5L V型6気筒自然吸気エンジンを搭載し、最高出力280hpを発揮しますが、元々はアメリカの大排気量エンジンを搭載することを想定していたとの情報もあり、V6エンジンからGM製の大排気量V型8気筒エンジンにスワップすることも可能とのこと。
純正とは大きく異なるエクステリアはもちろんのこと、エアライドサスペンションやフロント・リヤカメラ、ランボルギーニ風のドア、アンダーグロー照明、パワードフロントナンバープレートも備えるなど、映画にて登場した姿をそのまま現実世界に持ち出すほどの完成度の高さ。
エンジンも専用のヘッドカバーを装着することでエキゾチックカー風に。