これってフルモデルチェンジ版・マツダ新型MAZDA6とMAZDA3?謎のティーザー画像が公開され、PHEVとBEV(電気自動車)の2種類がラインナップされるようだ

いよいよマツダがピュアEVとPHEVに本腰を入れるようだ

前回のブログにて、イギリス市場でラインナップされているマツダのフラッグシップモデルMAZDA6が販売終了することをお伝えしました。

日本市場向けに関しては、一部改良で商品力を向上させながらも、マツダコネクト(マツコネ)は12.3インチや10.3インチが採用されることなく、いつ国内生産・販売終了してもおかしくない状況です。

こうしたなか、中国・上海モーターショー2023にて、中国マツダがフルモデルチェンジ版・新型マツダ6(New MAZDA6)/マツダ3(New MAZDA3)と思われるティーザー画像を公開し大きな話題となっています。


これが新型マツダ6とマツダ3のティーザー画像?

こちらが今回、上海モーターショー2023にて中国・長安マツダ(マツダと長安汽車の中国合弁企業)が公開したティーザー画像。

本モーターショーでは、アメリカ市場でも販売されているスモール商品群&新世代CXシリーズとなる新型CX-50をベースにしたハイブリッド(HEV)モデルが発表されるだけでなく、それ以外にも2台のセダンらしき個体がベールに包まれた状態にて公開されました。

現時点でこのモデルの詳細については明かされていないものの、ボディサイズとしてはコンパクトサイズのセダンタイプと、ミドルサイズ以上のセダンタイプである可能性が高いこと、そして各モデルともにプラグインハイブリッド(PHEV)と100%電気自動車(BEV)が設定されることがわかります。

もしかすると、中央の個体がコンパクトセダンの次期MAZDA3で、右側がフラッグシップセダンの次期MAZDA6とも予想されますが、現時点ではまだ詳細は不明(長安マツダは具体的な言及を避けている模様)。

上述にもある通り、2台のボディサイズが異なるようにも見え、前輪駆動[FF]ベースのガソリン車のプラットフォーム、またはフロントアクスルとフロントガラスのピラーの間に小さな隙間があることを考えると、ピュアEV専用シャシーがベースになっていることも考えられそう(ラージ商品群用の後輪駆動(FR)シャシーとはまた異なるのか?)。

なおそれぞれのシルエットには、「BEV/PHEV」しか記載されておらず、具体的な車名は明らかになっていませんし、具体的にどのタイミング(時期)にて発表・発売されるかも不明のため、とにかく謎が多すぎるところ。

マツダは後輪駆動(FR)ベースのラージ商品群をラインナップするはずだが…?

ちなみにマツダは、「ラージ商品群:スカイアクティブ(SKYACTIVE)マルチソリューションスケーラブルアーキテクチャ」と呼ばれるアーキテクチャをベースに、「ガソリンエンジン+48Vマイルドハイブリッド」「ガソリンエンジン+プラグインハイブリッド(PHEV)」「ディーゼルエンジン+48Vマイルドハイブリッド」の3つを発表済み。

今回長安マツダが説明した「2025年までに3つの電気自動車を導入する」という計画は元々無かったはずですから、あくまでも今回のピュアEV/PHEVモデルは中国市場専売ということになるかもしれませんね。

ただその一方で、2025年以降にはスカイアクティブEVスケーラブルアーキテクチャとして知られる専用プラットフォームをベースに、もしかするとピュアEVモデルへと派生するような専用プラットフォームも登場するかもしれませんし、今後のマツダの展望には期待したいところ。

2ページ目:マツダ新型MAZDA9/RX-9はこうなる?というレンダリングが公開!