6速MTだがセミATっぽい!フルモデルチェンジ版・ホンダ新型シビックタイプR(FL5)にてGWドライブ…高速道路ではACC活用で「17km/L」以上の実燃費

シビックタイプR(FL5)は乗れば乗るほどに色んな気づきがある

2022年10月に私に納車されて半年以上が経過した、ホンダのフルモデルチェンジ版・新型シビックタイプR(Honda New Civic Type R, FL5)。

2023年のゴールデンウィーク期間中は、街中やワインディング、そして他に所有する日産の新型フェアレディZ(Nissan New Fairlady Z, RZ34)とナイトドライブも兼ねて高速道路にて走らせることに。

高速道路においては、ゴールデンウィーク特有ともいえる「右側車線(追い越し車線)をメインで走る軽自動車」や「右側車線→左側車線→右側車線と追い抜きをするミニバン」など、普段から高速道路を活用していない?からなのか、違反車両がかなり多かったのも印象的でした。

そんなゴールデンウィーク期間中に、様々な場面でシビックタイプR(FL5)を走らせてみて改めて感じたことをインプレッションしていきたいと思います。


シビックタイプR(FL5)のレブマッチは、楽しくもMT初心者でも快適に活用できる

新型シビックタイプR(FL5)が納車されて半年が経過し、今回改めてゴールデンウィーク期間中にワインディングや高速道路、街中にて走行して思ったのはレブマッチシステムの優秀さ。

レブマッチシステムは、 エンジンをかけているときにニュートラルのままアクセルを煽るようなブリッピングを自動制御しつつ、スポーツ走行に集中できる変速操作のことを指しますが、特に3速→2速、2速→1速とある程度速度がノッているときでも、回転数を合わせてドライバーをその気にさせてくれる演出は、MT初心者の私でも「楽しく」運転できるんですね。

反対に、クネクネとしたワインディング(特に上り)や大通りにおいては、2速⇔3速もしくは3速⇔4速とガチャガチャしながら周りの流れに合わせて走るのも楽しいのですが、もう一つ驚きだったのが低い速度域でも6速固定で走れるということ。

これはある意味FL5だからこそ成せる業なのかな?と思っていますが、35km/h~50km/hの速度域であっても、低回転&6速固定でもほぼノッキングせずにシームレスに走れるあたり、MTに乗っていながらもセミATで運転しているかのような感覚になれるので、この点は「運転が楽しく」できるだけでなく「楽に運転できる」というドライバーの負担を少なくするメリットの一つなのかもしれません。

なおこの技術については、高速道路でのアダプティブクルーズコントロール[ACC]にも活かされていて、シビックタイプR(FL5)は全車速追従式ではなく、約30km/h以上で走行中に作動(渋滞追従機能付は先行車がいる場合、停車中から作動)するので、この点はマニュアルシフトの最低速度(1速:約5km/h以上、2速:約10km/h以上、3速:約15km/h以上…)の原理を理解していれば問題無し。

つまり、6速固定でも約30km/h以上であればエンストすることなく走行できるという仕組みなので、先程のワインディングの件のように35km/h~50km/hであっても問題なくシームレスに走れるというところに繋がっていきます。

2ページ目:4速~5速でもコーナリングできるほどの安心感!そして高速道路では17km/L以上と低燃費?