こんな楽だったとは…フルモデルチェンジ版・日産の新型セレナe-POWER LUXIONで高速インプレ!年会費払わずともハンズオフ(手放し)運転が可能だった件

2023-06-07

ハンズオフ運転込みのプロパイロット2.0を利用する場合は、年会費25,520円(税込み)が必要だと記憶しているが…

2023年4月に私に納車された、日産のフルモデルチェンジ版・新型セレナe-POWERルキシオン(Nissan New Serena e-POWER LUXION, C28)。

e-POWER専用&最上級グレードとなるLUXIONでは、アダプティブハイビームシステムやヘッドアップディスプレイ、更にはハンズオフ(手放し)運転が可能なプロパイロット(ProPilot)2.0が搭載されるため、従来のe-POWERハイウェイスター(Highway Star)やノーマルボディといったファミリーユースのグレードよりも、車両本体価格だけで約480万円もする高額モデルになります。

しかも、事前情報としてはハンズオフ運転可能なプロパイロット2.0を活用する場合、Nissan Connectプランに加入しなければならず、年会費は25,520円(税込み)とかなり高額なんですね。

おまけにNissan CONNECTプランを申込したからといって、その日にすぐ登録できるわけではなく、日産に申込みしてから承認が得られるまで最低2日かかること、複数台のNissan CONNECTを登録する場合、登録並びに申請方法があまりに複雑で心が折れるなど、中々スムーズに進められないのが状況です。


日産公式のNissan CONNECTサービスプランをおさらいしておこう

再三のご紹介にはなりますが、改めて日産公式が公開しているNissan CONNECTサービス料金プランを見ていきましょう。

[セレナ]

◇プロパイロットプラン+Nissan CONNECTサービス+SOSコール+プロパイロット2.0:25,520円
※プロパイロット2.0をご利用いただくには、本プランにご加入いただき、3D高精度地図データを最新状態に維持する必要があります

◇スタンダードプラン+Nissan CONNECTサービス+SOSコール:7,920円
※プロパイロット2.0搭載車は、本プランにご加入いただくことが出来ません


[エクストレイル/ノートオーラ]

◇スタンダードプラン+Nissan CONNECTサービス+SOSコール:7,920円


[フェアレディZ/V37スカイライン]

◇スタンダードプラン+Nissan CONNECTサービス:6,600円

上の一覧にもある通り、新型セレナ(C28)の場合はe-POWER LUXION専用のプロパイロット2.0プランが設けられ、それ以外のプロパイロット2.0を搭載しないe-POWERやハイウェイスター、ノーマルボディだと、スタンダードプランが設けられているのですが、この内容だと「プロパイロット2.0&ハンズオフ運転は年会費を支払わないと使用できない?」という解釈になってしまうんですね。

ナビルート設定をしていれば、プロパイロット2.0プランに加入しなくともハンズオフ運転が可能に

しかしながら、実際に私に納車されたセレナe-POWER LUXIONで高速道路を走らせてみると、年会費は支払っていないのに、高速のナビルートと連携してハンズオフ運転が可能に。

あくまでもナビルート設定&高速道路走行時ということが前提になりますが、それでも年会費を支払っておらず、ある一定の速度に到達した後にプロパイロットモードに設定した瞬間から、アクセルとステアリング操作をしなくとも、常に車線内をキープして走行してくれるんですね。
※ハンドルから手を離しても全く警告音もならなければ、注意画面にも切り替わらない

車線規制や速度制限が大幅に下げられると警告画面が表示される

ただその一方で、高速道路の一部区間が車線規制や工事をしていて速度規制(標識認識)が100km/h → 50km/h未満に切り替わった場合、メーターもしくはヘッドアップディスプレイから赤色で警告画面(が表示され、ハンドルを握ってくださいと)表示されるので、この点はNissan CONNECTナビの最新情報と連携しているからだとは思いますが、まさかそういった細かなサービスまでも年会費を支払わずに活用できるとは…

「ハンズオフ運転自体は、年会費を支払わなくても使用できる」という解釈でOK?

果たして「年会費を支払わずにプロパイロット2.0+ハンズオフ運転ができる」のは、新型セレナe-POWER LUXIONの機能として正しいものなのかどうかは不明で、日産ディーラーもこれまでそういった例を聞いていないだけに調査段階ではあるものの、ただ一つ言えるのは「ハンズオフとアクセルといった主な人の操作が無くなるだけで、こんなにも高速の運転が楽だとは…」というのが正直なところ。

クルーズコントロールでの設定速度に対して、前車との車間距離の取り方や減速など、アクセルオフと回生ブレーキを上手く自動で調整しているため、強いアクセル・ブレーキ操作も無くて快適ですし、何よりも高速道路で20km/Lを超えるような低燃費な走りを提供してくれるのも驚き。

2ページ目:ハンズオフ運転での高速道路の実燃費はどれぐらい?