車体重量は僅か500kg! 1980年代のRCラジコンカー・タミヤ新型ワイルドワンMAXを1:1スケールにして市販モデルとして発売へ!バギーカー&2シーターで「合法に公道走行可能」

遂にタミヤのRCカーが「実際に運転できる」本物の車として発売される時代が来るとは…

1980年代にタミヤが発表・発売したオフロードレーシングバギーカーのワイルドワンMAX(Tamiya Wild One Max)。

2021年には、10分の1サイズのRCカーとして販売され注目されましたが、何とこのモデルを1:1(等身大)スケールに大幅サイズアップし、しかも実際に公道走行可能とするオフロードカーとして発表されました。

このモデルを発表したのは、過去にコンパクトサイズのブガッティやアストンマーティンなどを世に放った気鋭のザ・リトル・カー・カンパニー(The Little Car Company)で、過去に発表されたバギーカーコンセプトをベースにしつつ、ユーザーの声をフィードバックし、2シーター&最高時速96km/hにまで到達する刺激的な一台を「量産車」として発表・発売しました。


まさか子供の頃が憧れが、1:1スケールで蘇るとは…

こちらが今回、ザ・リトル・カー・カンパニーによって実現したというタミヤ・ワイルドワンMAXのエクステリア。

そのサイズ感は、過去に発売された5分の1スケールのラジコンカーや、最近復活した10分の1スケールのラジコンカーよりも更に大きな1:1スケールサイズ。

画像は現時点でCGではあるものの、後日実車として発表される可能性があり、しかも実際に公道走行も可能とのことですから、安全性なども考慮されているのだと予想されます。

ザ・リトル・カー・カンパニーによる、本物のワイルドワンMAXは、厳密に1:1スケールよりも大きいとのことですが、それを感じさせない存在感

上述にもある通り、同社は以前ハーフサイズのブガッティ・タイプ35(Bugatti Type 35)やフェラーリ・テスタロッサ(Ferrari Testarossa)、アストンマーティンDB5(Aston Martin DB5)を担当しているため、細部のつくりやデザイン性、完成度は非常に高めですし、公道走行を前提にしていることからボディ剛性もかなり高く設定されているそうです。

シングルシーターから2シーターレイアウトへと変更することで実用性をアップ

ユーザーの声をフィードバックして、実際に1:1スケールモデルへと反映させたポイントとしては、視認性を向上させるためにフロントサスペンションタワーの設計を変更したことで、トレーリングアームをダブルウィッシュボーンに交換したことで、パフォーマンスを向上させています。

そして、これ以外に最も重要なポイントとしては、シングルシーターではなく2シーターレイアウトにするため、ボディの幅を100mmワイド化したこと。

つまり、1985年に初めてリリースされたタミヤ製ボディキットの正確なレプリカモデルではありませんが、オリジナルにできるだけ近いものへとアップデートし、それでいて若干の実用性を考慮したところは高く評価すべきところ。

2ページ目:既に海外では予約スタートし、2023年末頃には納車がスタートする?