えっ、また不具合?フルモデルチェンジ版・日産の新型エクストレイルe-POWER(T33)の「Bluetoothによる通話が不安定」「アダプティブLEDヘッドライトの調子が微妙?」

新型エクストレイルe-POWER(T33)は電装系の不具合が多い?

2022年12月に私に納車された、日産のフルモデルチェンジ版・新型エクストレイルe-POWER(Nissan New X-Trail e-POWER)Gグレード[2WD]。

もうすぐこの車が納車されて6か月が経過しようとしているわけですが、未だこの車で往復400km以上の高速道路+下道の長距離移動を試せていないところ。

ある意味希少性の高い前輪駆動[FF]モデルなので、四輪駆動[e-4ORCE]に比べると車体重量も軽く、燃費も優れているのですが、長時間&長距離移動での実燃費はどれぐらいなのか、助手席や後席に座る妻や子供の意見・評価も気になるところです。

今後のインプレッションが楽しみなエクストレイルe-POWER(T33)ですが、今回は新たに発見された不具合?と思われるポイントについてチェックしていきたいと思います。


Bluetooth通話が一定時間を超えると不安定に

まずはBluetooth通話について。

これはエクストレイルだけに限った話ではないのですが、Bluetooth接続後の通話がある一定の時間を超えると不安定になるということ。

この”ある一定の時間”と”不安定”になるというのは、最低でも「5分以上」相手と通話していると生じることが多く、「相手の話す声は聞こえるのに、自分の話した声が相手に聞こえていない」という不具合なんですね。

トンネルや山道ではなく、街中やサービスエリア/パーキングエリア含む高速道路など、電波がしっかりと通っているところ(5G)でもこのような不具合が頻繁的に発生しています。

一旦Bluetooth通話を切る→再度発信すると、相手の話す声はもちろんのこと、自分の話した声も相手には届いているのですが、再び5分以上話すと同様の症状が発生してしまうのは非常に面倒。

自分の声が相手に届いていないからという理由で、いきなりBluetooth通話を切るのも申し訳ないですし、それが仕事絡みの話ともなれば尚更だと思います。

ちなみにこのBluetooth通話、AndroidやiPhoneでも試してみましたが、両者とも同じ症状が起きていました。

単純にスマホの問題なのか、はたまたエクストレイル側の問題なのかは不明ながらも、使い勝手というところでは不便に感じるところです。

エクストレイル(T33)に限らず、日産のここ最近のモデルは電装系に弱い?

エクストレイルe-POWER(T33)だけでなく、ビッグマイナーチェンジ版・新型フェアレディZ(New Fairlady Z, RZ34)や、新型セレナe-POWERルキシオン(New Serena e-POWER LUXION, C28)も所有していて感じることは、日産のここ最近の新型車は電装系に弱いということ。

特に12.3インチのフル液晶メーターのブラックアウトは頻繁的に発生していて、今のところエクストレイル(T33)とフェアレディZ(RZ34)の2車種では最低3回以上。

走行中のブラックアウトほど恐ろしいものはなく、「いつ止まってしまうかわからない」「視覚的な速度情報が得られないために、何km/hで走っているのかわからない」など、ドライバーが不安に感じる要素が一気に出てくるんですね。

ちなみにエクストレイルの場合では、12.3インチのフル液晶メーターだけでなく、12.3インチのNissan CONNECTナビゲーションディスプレイやヘッドアップディスプレイもブラックアウトしたことがありましたが、今のところエンジン再始動で復活したり、ブラックアウト→数十秒経過して自動で再起動、という例も何度かありましたが、日産ディーラーでも具体的な改善対策は見つかっていないとのこと。

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