ホンダ新型ZR-V納車後の雑感!乗り味はスポーティ&カタメ…後席の乗降り性はヴェゼルに比べると良くない?気になるポイントなどもチェックしていこう
(続き)ホンダ新型ZR-V e:HEV Zの納車雑感をチェックしていこう
引き続き、ホンダ新型ZR-V e:HEV Z[AWD]の納車後雑感をチェックしていきましょう。
後席は少し乗降りし辛い
続いては後席の乗降り性について。
後席については、サイドシルはそこまで太くないものの、サイドシルからシートまでの距離があり、加えて足もとのフロアが少し深めに設けられているため、左足をフロアに乗せてからしゃがみ込むときの姿勢が窮屈になってしまいます。
後席のシートについては、お尻が深くまで座ることのできるように角度が設けられていますし、パソコンバッグなどを置いても倒れにくくしているところはグッドポイント(ヴェゼルも同様の工夫が施されていた)。
ただ、(トランクスペースを犠牲にして)ヴェゼルの後方にシフトしたリヤシートの作りや配置を知っている身からすると、ヴェゼルの乗り降り性は非常に高かったので、それに比べるとZR-Vは乗りづらいというのが正直な印象です。
リヤシートはリクライニング調整できない
あとはリヤクォーターピラーの配置も影響してなのか、リヤシートがリクライニングできないのは残念。
後席の足元のスペースはそこまで狭くないが…
フロントシートを私の最適なポジションに調整し、身長182cmの私だと後席に座ってみたときの膝先のクリアランスはこんな感じ。
コブシ1個分のスペースが確保されていて、そこまで狭い印象はありませんが、姿勢や天井の低さは、身長の高い方だとちょっとしんどいかもしれませんね(私の場合だとヘッドクリアランスはほとんど無し)。
街乗り燃費は意外と良い?
続いて、ZR-V e:HEV Z[AWD]の納車後の街乗り燃費は以下の通り。
ホンダオーナーズアプリのHonda Total Careにあるドライブノートより抽出した情報を参考にしてみると、DセグメントSUV&四輪駆動[AWD]としてはかなり優秀な方だと思います。
[街乗り➀]
走行距離:11.5km
平均燃費:19.3km/L
ガソリン消費量:0.6L[街乗り②]
走行距離:4.1km
平均燃費:20.0km/L
ガソリン消費量:0.2L[街乗り③]
走行距離:3.8km
平均燃費:22.7km/L
ガソリン消費量:0.2L[街乗り④]
走行距離:4.0km
平均燃費:19.7km/L
ガソリン消費量:0.2L[街乗り⑤]
走行距離:14.0km
平均燃費:17.1km/L
ガソリン消費量:0.8L
競合モデルとなる新型エクストレイルe-POWER(T33)とも並べてみた
そして最後は、ちょっと珍しいこの並び。
さきほどから、ちょこちょことその姿が写っていたかと思いますが…ZR-Vの競合モデルにもなっている日産のフルモデルチェンジ版・新型エクストレイルe-POWER(T33)で、どちらも所有しているので2台並べてみました。
今後は、ZR-Vとエクストレイルのそれぞれの単独インプレッションはもちろんですが、両車並べての比較インプレッションも、記事だけでなく動画も含めて公開していく予定です。
同じDセグメントSUVで競合ではありながらも、全高や足もとのホイールサイズ、乗り味、パワートレイン、コンセプトなどは大きく異なりますが、こうやって実際に並べたり乗り比べたりすると、それぞれの良さがあるのもユニーク。
先述にもある通り、ZR-Vは新型シビックをベースにしたSUVモデルとなるため、乗り味やステアリングフィールはスポーティ寄りでアクティブなのに対し、エクストレイルe-POWER(T33)はどちらかというとラグジュアリー志向でソフトな印象です。
もしかしたら両車で検討されている方もいらっしゃるかもしれないので、今後当ブログでも比較も兼ねて詳しくご紹介できればと思います。