トヨタ新型シエンタが納車されて8か月が経過!未だに聞かれるオートブレーキホールド無しの使い勝手は?予防安全装備の精度に課題アリ?

早いもので、私の新型シエンタも納車されて8か月が経過する

2022年10月に私に納車されて8か月が経過した、トヨタのフルモデルチェンジ版・新型シエンタ(Toyota New Sienta)ハイブリッドZ・2列5人乗り[2WD]。

この車の走行距離も、もうすぐ9,000kmに到達する勢いで、他に所有するトヨタ新型ヴォクシー(New Voxy)ハイブリッドS-Zや、ホンダ新型ステップワゴンe:HEVスパーダ・プレミアムライン(Honda New STEPWGN e:HEV SPADA PREMIUM LINE)とほぼ同じ走行距離に。

まさかここまで使い勝手が良くて完成度の高いモデルだとは思っていなかったため、個人的にはここ最近購入した車のなかではトップクラスの満足度の高さではないかと考えています。

そんなシエンタの納車後8か月経過してのインプレッションをお届けしていきたいと思います。


電動パーキングブレーキ[EPB]&オートブレーキホールド[ABH]機能は無いが、使い勝手はどうだ?

まずはブログ読者様からたくさんの問合せをいただいている、電動パーキングブレーキ[EPB]&オートブレーキホールド[ABH]が搭載されていないことによる使い勝手について。

これは過去のブログでもお伝えした通りですが、EPB&ABHが搭載されていないからといって使い勝手が悪いとは思っておらず、むしろ個人的には信号待ちのときのブレーキを踏み続けるという大事さや感覚を改めて教えてくれる車だと考えているほど。

オートブレーキホールド機能に慣れ過ぎてしまうと、点検などで代車をお借りした際、オートブレーキホールド機能が搭載されていない車に乗る事も考えられます。

そういったときに、いつもの感覚で信号待ちのときにブレーキを離す → 車が発進する → ヒヤッとして誤ってアクセルを踏んで追突事故を起こす危険性がある、といった問題が起きぬよう、シエンタではブレーキの重要性を再度教えてくれているように感じられます。

疑似ブレーキホールドも備わっているので特に不満は無い

もちろん、シエンタで長時間の移動や家族旅行する際、信号待ちの頻度が多かったり、高速道路にて渋滞で停車するような機会がある場合は、疑似的にレーダークルーズコントロール[ACC](全車速追従機能付)となる停止保持機能を応用することで、停車しているときにACCスイッチを押せば、疑似的にオートブレーキホールド機能としても役立てるので、使い勝手としてはかなり優れているほうだと考えています。

アダプティブハイビームシステム[AHS]のレスポンスはイマイチ?

続いてアダプティブハイビームシステム[AHS]についてですが、この機能は、先行車や対向車に光が当たる部分だけを自動的に遮光するもので、ハイビームを保持したまま走行できる頻度を高めて、夜間の優れた視認性を確保する便利機能。

利便性としては確かに高く素晴らしいもので、自分自身でいちいちハイビームに切り替えたりする必要がないので、そういった手間が無くなるだけでも全く利便性は異なるとは思うところ。

ただやっぱり感じるのは、明らかに前方車両や対向車量に対してハイビームしている確率が高く、その度にクラクションやパッシング、前方車両であればポンピングブレーキで合図をしてくるので、おそらく相当に眩しいんだろうなぁと思ったり。

もちろん、メーター上にはアダプティブハイビームの”A”マークが付いているので、意図的にハイビームにしているわけではないのですが、ここまで頻繁的に対向車などから合図を受けると、夜間に乗るのがちょっと申し訳なく思ってしまうんですね。

ちなみに以前、AHSを搭載するモデルを対象にリコールが届け出され、制御プログラムが不適切なために、走行用前照灯(ハイビーム)が自動消灯の直後に再点灯する場合、配光制御ができなくなることがあるとのことで、そのために警告メッセージが表示し、ハイビームが点灯しなくなるおそれがあるといった不具合が生じていましたが、こちらは既にリコール作業実施済み。

特にこれといった不具合なども起きていないものの、AHS絡みで先程のような同様の症状が多数起きている方がいらっしゃるのであれば、できれば光軸の調整含めたプログラムの修正も検討してほしいところではあります。

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