純正でオールテレーン設定はヤバイ…レクサス新型GX550/GX500hが2023年6月9日に世界初公開!まさかのデュアルブーストハイブリッドも設定でLX600の立場が危うくなってきたな

遂に新型GXが世界初公開!思った以上に魅力的なオフロードSUVに

2023年6月9日の午前9時、レクサスのフルモデルチェンジ版・新型GXが遂に世界初公開されました。

2023年4月の新世代フラッグシップミニバンとなる新型LMに始まり、その後同年6月にはエントリーコンパクトSUVでありながらも、上位グレードよりも充実した装備内容へと仕上げられた、まさにヒエラルキーを超える新型LBXの誕生、そして今回、新型TXの発表と同時にトヨタ新型ランドクルーザープラド(Toyota New Land Cruiser Prado)をベースにするであろう3列シートSUVの新型GXが発表されています。

2023年末頃より、順次市場を拡大して販売していくとのことですが、日本市場向けとしても発表・発売されるとの記載が無かったため、もしかするとかなり遅れての日本発売?ということも考えられるかもしれませんね。


新型GXのエクステリアをチェックしていこう

早速、新型GXのエクステリアをチェックしていきましょう。

過去に公開されたティーザー画像では、スピンドルグリルが継続される?という印象を持っていましたが、今回の公式画像よりスピンドルボディを採用し、より個性的なオフロード志向の強い顔つきへと進化。

これはオフロード機能を根差したプロテクター形状を融合したもので、悪路走行時、石や草木などの障害物からコンポーネントを保護するため、センター部はプロテクター形状で覆うデザインにしているとのこと。

TNGA-Fプラットフォームを採用し、ボディサイズはLX600よりもコンパクトに

かなり武骨で個性的なデザインに仕上げられ、まるでFJクルーザーなどのレトロ感もありながらも、しかし機能性もしっかりと考慮された理に適ったデザインに。

あとはサイド部分も見ていくと、サブラジエーターに合わせて下に広げた冷却機能を持つグリル開口とすることにより、本格オフローダーとしての独自のフロントアイコンに仕上げているのもポイント。

ちなみにボディサイズとしては、新型LX600と同じTNGA-Fプラットフォームを採用しているため、全長4,950mm×全幅1,980mm×全高1,870mm、ホイールベース2,850mmとかなり大柄ですが、LX600よりもコンパクトな印象。
※LX600のボディサイズ:全長5,100mm×全幅1,990mm×全高1,885mm、ホイールベース2,850mm

リヤビューもレクサスのアイコンの一つである一文字テールランプを採用しますが、これまでの一文字とは異なる、より角ばった印象を与えてくれるような一文字でモダンな雰囲気を与えています。

新開発のE-KDSSを採用することで、オンロードとオフロードを高次元で両立

ちなみに走りにおいては、レクサスとしては初めてとなるE-KDSSを採用することで、オンロードの操縦安定性とオフロードの走破性を高次元で両立させ、前後の電動式スタビライザーを独立制御し、路面状況や前後輪それぞれの状況に応じて、より細かくスタビライザーの効果を変化しているとのこと。

走行モードもAUTO/DIRT/SAND/MUD/DEEP SNOW/ROCKと6種類に拡充し、マルチテレインを採用しています。

遂に新型GXも、LBX/LM同様にフル液晶メーター採用へ!

続いて新型GXのインテリアを見ていきましょう。

基本的なレイアウトは、これまでのレクサスと同じでTazuna Conceptに基づいたデザインを取り込んでいます。

そしてメーター関係においては、やはり新型LBX/LM同様に12.3インチのフル液晶メーターが搭載されるため、今後のレクサスのデザインベースになることは間違いなさそう。

ただ一つ残念だったのは、プロトタイプの画像を拝見する限り、エンジンスタータースイッチは指紋認証式ではないということ。

こうなると、おそらく新型ランドクルーザープラドも同様に指紋認証を採用しない可能性が高そうですね。

センターのディスプレイオーディオは、こちらも新型NX/RX/LMなどと同じ14インチワイドディスプレイオーディオを搭載しますが、レクサスとしては初となる「メーターからつながる合成皮革で縁取るディスプレイ」を採用し、モダンで心地よい雰囲気に仕上がっていますね。

そしてこの”ぶっとい”センターコンソール周り(どんだけ太いプロペラシャフト積んでるんだ…)。

オフロード走行時の操作性を考慮したデザインとのことで、ドライバー側に走行系や駆動系のスイッチを機能別に配置し、カップホルダーには武骨なスライドリッドを設置。

このスライドリッドを閉じているときには、スマホなどのデジタルデバイスを仮置きできるスペースとしてフル活用できるとのこと。

こちらは2列目用のエアコン設定とUSBチャージャー。

グレードによっては、リヤベンチレーションとシートヒーター、USBチャージャーといったシンプルな装備もあるようですね。

2ページ目:パワートレインやホイールサイズは?何と純正でオールテレーンタイヤを設定?!