ホンダ新型ZR-Vの残念・不満ポイント!「ナビは新型シビックやステップワゴン同様にポンコツ仕様」「Honda SENSINGは特に進化していない」等

普段の街乗りでも楽しく走れる新型ZR-Vだが、やはり気になるポイントや不満点も

2023年5月に私に納車された、ホンダ新型ZR-V e:HEV Z[AWD]。

走行距離ももうすぐ1,000kmを突破する勢いで、妻の普段使い用としてほぼ毎日活用しています。

前回のブログでは、高速道路+下道の往復 約470km走らせての実燃費がどれぐらいなのか?をインプレッションしていきましたが、今回は実際に高速道路にて走らせて感じた予防安全装備Honda SENSINGの精度、そしてHonda CONNECTディスプレイオーディオの不具合・不満ポイントなどをいくつかご紹介していきたいと思います。

Honda SENSINGやHonda CONNECTディスプレイオーディオについては、他に所有する新型ステップワゴンe:HEVスパーダ・プレミアムライン(New STEPWGN e:HEV SPADA PREMIUM LINE)や、新型シビックタイプR(New Civic Type R, FL5)から特に変更・アップデートされていないので、似たようなインプレッション内容になっているかもしれません。


高速道路での安定性や力強い加速感は、さすが新型シビックをベースとしたSUV

まず高速道路にて走らせての印象としては、加速やちょっとしたカーブに差し掛かったときの安定性、そして車内の静けさは高評価で、排気量2.0L 直列4気筒直噴エンジン+デュアルモーターを組み合わせた力強いハイブリッド走行は、トヨタ新型プリウス(Toyota New Prius)2.0L HEVに比べて更に力強さが感じられるところ。

もちろん、どちらも加速感の良さは感じられるものの、プリウスはアイポイントや着座位置が低い関係で、SUVやミニバン系に比べて体感速度が速く感じられ、ワープしているような感覚にはなりますが、それよりもZR-Vの加速感の方が速く感じられるということは、それだけ低速から高速にかけての加速フィールがスムーズということなのかも(速度を上げていく時のシフトショックのようなものが感じられないのも大きいと思う)。

予防安全装備Honda SENSINGの進化は特に無し

高速道路での走りの良さが感じられる一方で、残念に思ったのが予防安全装備Honda SENSING。

高速道路にて活用するアダプティブクルーズコントロール[ACC]においては、設定速度に対する加速はナチュラルで、急加速するようなプログラムではないものの、前車との車間距離調整や車速調整する際の減速だと、頻繁的にブレーキランプを点灯させて走る傾向が多いように感じられます。

ナチュラルな追従性においては、現代のトヨタの予防安全装備Toyota Safety Sense+や、日産の現代のプロパイロット(ProPilot)技術の方が優れていて、よりナチュラルにエンブレを駆使して減速しているので、その後の加速へと移行する流れがスムーズのように感じられます(但し日産のプロパイロットの加速は機械的で急加速感はある)。

ちなみにブレーキランプの点灯有無については、上の画像の通り、10.25インチフル液晶メーターにて自車アイコンを表示することができ、ブレーキランプだけでなく左右のウィンカー/ハザードも連動しているのでとても便利(ステップワゴンやシビックも同様)。

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