フルモデルチェンジ版・トヨタ新型40系アルファード/ヴェルファイアの見積もりしてみた!注意すべき&残念ポイントや強気の残価率もチェックしていこう
遂に見積もり解禁!新型アルファード/ヴェルファイアの見積もりと注意・残念なポイントを見ていこう
2023年6月21日に発表・発売された、トヨタのフルモデルチェンジ版・新型アルファード(Toyota New ALPHARD, 40系)/ヴェルファイア(New VELLFIRE)。
これに合わせて、中国の一汽トヨタでも新型ヴェルファイアをベースに王冠マークを貼付した新型クラウンヴェルファイア(New Crown VELLFIRE)が発表・発売され、その価格帯は899,000元(約1,770万円)と超高額モデルとなっています。
グローバルモデルとして更に進化を続けるアルファード/ヴェルファイアですが、今回は私がいつもお世話になっているトヨタディーラーにて見積もりを取得してきましたので、早速その中身をチェックしていき、注意すべきポイントや強気の残価率についてもチェックしていきたいと思います。
新型アルファード/ヴェルファイアのグレード別価格帯をおさらい
新型アルファード/ヴェルファイアの見積もり内容をチェックする前に、本モデルの車両本体価格をチェックしておきましょう
【新型アルファード/ヴェルファイアのグレード別価格帯一覧(10%税込み)】
[アルファード2.5Lガソリン]
◇Gサイドリフトアップチルトシート装着車:[2WD]4,720,000円/[4WD]4,900,000円
◇Z:[2WD]5,400,000円/[4WD]5,598,000円
[アルファード2.5L HEV]
◇Gサイドリフトアップチルトシート装着車:[2WD]5,448,000円/[4WD]5,648,000円
◇HYBRID Z:[2WD]6,200,000円/[E-Four]6,420,000円
◇EXECUTIVE LOUGE:[2WD]8,500,000円/[E-Four]8,720,000円
[ヴェルファイア2.4Lガソリンターボ]
◇Z Premier:[2WD]6,550,000円/[4WD]6,748,000円
[ヴェルファイア2.5L HEV]
◇Z Premier:[2WD]6,900,000円/[4WD]7,120,000円
◇EXECUTIVE LOUGE:[2WD]8,700,000円/[E-Four]8,920,000円
今回は最も売れ筋になるであろう、アルファード・ガソリンZ[2WD]と、ヴェルファイア・ガソリンZ Premier[4WD]の2種類の見積もりをチェックしていきたいと思います。
アルファード・ガソリンZ[2WD]の見積もり内容はこうなっている
まずは最も売れ筋となるであろうアルファード・ガソリンZ[2WD]の見積もり内容をチェックしていきましょう。
先代30系アルファードのS”Cパッケージ”に相当するグレードですが、パワートレインは先代30系からの流用になるため、この点で価格帯を抑え込んできた印象がありますね。
【アルファード・ガソリンZ[2WD]の見積もり[2WD]】
①車両本体価格:5,400,000円
グレード:ガソリンZ[2WD]
ボディカラー:プラチナホワイトパール
インテリア:合成皮革/ブラック
タイヤホイール:225/60R18インチタイヤ&18インチアルミホイール(スーパークロームメタリック)
②メーカーオプション:479,600円
◇プラチナホワイトパール:33,000円
◇トヨタチームメイト・アドバンスドパーク&アドバンスドドライブ+パーキングサポートブレーキ(周囲静止物):95,700円
◇ユニバーサルステップ(両側):66,000円
◇カラーヘッドアップディスプレイ:55,000円
◇デジタルインナーミラー:44,000円
◇寒冷地仕様:31,900円
◇左右独立ムーンルーフ:132,000円
③ディーラーオプション:81,950円
◇フロアマット(タイプF):72,600円
◇ナンバーフレーム・ロックボルトセット:6,600円
◇ETC2.0セットアップ:2,750円
④税金・保険料他:435,650円
総支払額(①+②+③+④):6,397,200円
総支払額としては約640万円となりました。
車両本体価格+100万円アップといったところですが、意外にも先代30系よりも上がり幅は小さく、やはり14インチディスプレイオーディオが標準装備されていたり、2列目キャプテンシートや快適装備が標準化されているのも大きな理由に挙げられると思われます。
なお④税金・保険料他のところには、希望ナンバーであったり、メンテナンスパック(3年目の初回車検含む)も含まれての内容となっています。
注意➀:ヘッドアップディスプレイを設定すると、ステアリングスイッチはタッチトレーサー式に変更
まず今回の見積もり内容で注意してほしいのが、メーカーオプションの「ヘッドアップディスプレイ」。
ヘッドアップディスプレイを搭載しない場合、ステアリングホイールスイッチは従来のプッシュ式になるのですが、ヘッドアップディスプレイを搭載すると静電タッチ式のタッチトレーサーに変更される仕組みになっています。
これはユーザーの好みというのもあったり、あとはリセールとの兼ね合いにもよるとは思いますが、個人的に使い勝手の良さで考えるとプッシュ式なのですが、ヘッドアップディスプレイとプッシュ式を選択できるようなオプションがあっても良かったのでは?というのが正直なところです。
注意②:ユニバーサルステップ(両側)とスペアタイヤは同時装着できない
これは何となく予想していましたが、トヨタ初となるユニバーサルステップ(両側)を装着すると、車体アンダーのスペースが確保できないために、スペアタイヤを同時装着することができないんですね。
個人的には、ユニバーサルステップの良さを新型ヴォクシー(New Voxy)で体感しているので、それが両側に装着されるのはとても魅力的ですし、仮に購入するなればユニバーサルステップを優先したいところ。
注意③:PCD(ボルト穴ピッチ直径)が120mmなので、先代30系のホイールが流用できない
今回の見積もりとは関係ありませんが、これは先代30系以前のアルファード/ヴェルファイアから乗り換えを検討している方からすると注意すべきポイントで、PCD(ボルト穴ピッチ直径)が114.3mm → 120mmに拡大されているため、先代以前からタイヤホイールを流用できないということ。
PCDを拡大した理由としては、耐荷重性能を向上させることが目的となっていますが、まさかこういった細かいところの落とし穴があったとは…
カスタム業界でも大きく注目されているモデルなだけに、今後のタイヤホイール選びでも一つの課題になりそうなところですね。
残念ポイント:助手席オットマンが装備されていない
これは個人的に超残念ポイントなのですが、2列目シートにオットマンは装備されていても、助手席にオットマンが装備されていないということ。
個人的に購入検討する際に一番注目していたポイントなのですが、まさか新型で助手席オットマンを設定してこなかったとは…2列目は子供が快適に過ごし、助手席は妻が快適に過ごす画をイメージしていましたが、その夢が叶うことは無さそう。
もしかすると、2024年以降の年次改良やマイナーチェンジで追加してくるための余力残しか?と思ったりもしますが、見た感じ助手席のシートアレンジ性があまりにも無さすぎる(スライド幅がかなり限られている)ため、個人的には残念以外の何物でもないところです。