フルモデルチェンジ版・日産の新型エクストレイルe-POWER(T33)の納車後雑感！「サイズ感の割に小回りが利く」「商品力は高いのに”買えない”のは勿体ない」等
新型エクストレイルe-POWER(T33)は、乗って初めてわかることも良い点がたくさんある
2022年12月に私に納車されて6か月が経過した、日産のフルモデルチェンジ版・新型エクストレイルe-POWER(Nissan New X-Trail e-POWER, T33)Gグレード[2WD]。
夏休みやお盆休み期間中も頻繁的に活用する予定なので、おそらく走行距離も3,000kmを超えてくるのではないかと予想されますが、今回は本モデルが納車されてからの雑感を簡単にまとめていきたいと思います。
普段使いしていく中で、エクストレイル(T33)の良い点や気になる点、そして「何だか勿体ないよなぁ…」と思う点もあるので、これらも含めてチェックしていきたいと思います。
DセグメントSUVの割には、結構小回りが利く
まずはエクストレイル(T33)のサイズ感について。
DセグメントSUV相当のボディサイズでありながら、意外と小回りが利くのはかなり嬉しいポイントです。
エクストレイル(T33)のボディサイズは、全長4,660mm×全幅1,840mm×全高1,720mmと結構大柄な印象で、最小回転半径も5.4mとそこまでコンパクトに小回りが利くような寸法ではないのですが、実際に地下駐車場や立体駐車場、マイナーロードの狭い道で右左折する際は、意外にも取り回しが楽で、そこまで大きなサイズのSUVを運転しているような感覚にならなかったんですね。
もちろん、BセグメントSUV相当のキックスe-POWER(New Kicks)やトヨタ・ヤリスクロス(Toyota New Yaris Cross)、ホンダ・ヴェゼル(Honda Vezel)に比べたら大きくは感じますが、運転席からの見晴らしの良さも影響してなのか、何度もハンドルを切り返してバック駐車するようなことも無く(フロントノーズの距離間も掴みやすい)、スムーズに駐車できるのもこの車の魅力の一つかもしれません。
小回りは利くけど車内は快適でバランスも良い
小回りが利くサイズ感でありながらも、リヤシートは前後スライド＆リクライニング可能な快適なシートですし、身長182センチの私でも膝先からフロントシートバックまでのクリアランスはコブシ1個～1.5個分の余裕はあるので、特に窮屈に感じることはありませんでした。
エクストレイル(T33)は、サイズ感や使い勝手、そして室内空間の使い方が上手いですから、DセグメントSUVでは最もバランスが取れているモデルなのではないか？とも思っています。
アラウンドビューモニターは十分な機能性を持っている
あとは、画質などで何かと酷評のインテリジェント・アラウンドビューモニター(移動物検知機能付)ですが、屋外や地下駐車場でも特に視認性が悪いと感じたことはありませんでしたが、夜間時は街灯有の駐車場だとハレーションが強く、大雨のときだと水滴が多く付着して見づらいというのはあります(あくまでもサポートの一環なので、アラウンドビューモニターの機能性が致命的だとは全く思っていない)。
それに比べると、トヨタの高額質なパノラミックビューモニター[PVM]は確かに見やすいとは思いますが、少なからず屋内や立体駐車場などにおいてはエクストレイルのアラウンドビューモニターが使いづらかったことは無かったですし、むしろ便利に思える機能なのでとても重宝しています。