添加剤投入後の実燃費は?フルモデルチェンジ版・ホンダ新型シビックタイプR(FL5)で往復300kmの初長距離ドライブへ!しかもオール下道&ワインディングのみ

今回は新型シビックタイプR(FL5)で初の試みとなる長距離&オール下道!

2022年10月に私に納車されて8か月以上が経過している、ホンダのフルモデルチェンジ版・新型シビックタイプR(Honda New Civic Type R, FL5)。

今回、本モデルでは初となる往復300km以上の長距離ドライブを行うことに。

しかも、高速道路を活用するのではなく「オール下道+ワインディング込」でのロングドライブなので、ストップ&ゴーの多いエリア含めての実燃費がどの程度なのかをインプレッションしていきたいところ。

また前回のブログでもお伝えした通り、本モデルにはエンジンオイル添加剤を投入しているため、果たして燃費性能は向上しているのか?往復300km以上走らせてのトータル平均燃費はどの程度なのかもチェックしていきたいと思います。


6速MTを搭載するシビックタイプR(FL5)で、往復300km以上の長距離は大変?

今回、新型シビックタイプR(FL5)でオール下道を選択した理由ですが、下道+長距離の実燃費が気になっていたことはもちろんのこと、従来のATモデルに比べて、クラッチ&シフト変換の操作が入ることにより、どれだけ体の疲れがあるのか?助手席の乗員は快適に過ごすことはできるのか?ということも気になったから。

そして道中でのワインディングにおいては、ヒルクライム(上り)で道が少し混んでいるときでも、そこまでシフト変換することなく走れるのか?も気になっていたんですね。

ワインディングでのシビックタイプR(FL5)は驚くほどに快適だった

シビックタイプR(FL5)の場合、回転数を合わせてくれるレブマッチシステムの範囲が2速 → 1速へと拡大するだけでなく、ワインディングの上りにおいても、約40km/hで走る前方車両の速度に合わせつつ、5速固定で走らせても特にノッキングすることなくシームレスに走れるということにも驚き(さすがに6速固定だと低回転過ぎて振動が多くなりますが…)。

ほぼATに近い操作で走らせるという芸当ができながらも、助手席に乗っていた妻も不快に感じることなくゆったりとしていましたが、まさかここまでシフト変換せずに快適に走らせることができるとは…

もちろん、一人で運転していて周りの車がいなければ不必要にシフトをガチャガチャして楽しむこともできるのですが、こういった周りの状況に合わせてメリハリを付けた走りができるのはシビックタイプR(FL5)の素晴らしい所だと思います。

街中では何度かストップ&ゴーを繰り返すような場面があったが…?

ワインディングを走行した後は、街中へと入り、何度か信号に引っ掛かり、ストップ&ゴーを繰り返すシーンがありましたが、この点はやっぱり6速MT特有の面倒臭さはありました(渋滞にひっかかると「ATって本当に楽だなぁ…」としみじみ)。

ただその一方で、シビックタイプR(FL5)にはオートブレーキホールド機能が備わっているため、ちょっとした上りでの信号待ちでも坂道発進は余裕ですし(平坦な道で発進するのと同じ感覚)、タイプR特有の野太いトルクとヒルスタートアシストのお陰で、1速時の徐行で5km/h未満(エンスト)にならないようにキープしてくれるので、この辺りはとても助かったところです(変にアクセルで煽るようなことも無く快適だった)。

乗り心地は速度がノッテくれば快適

続いて乗り心地についてですが、どうしても低速時になると振動が目立って乗り心地が良いとは言えないのですが、40km/h以上&4速で振動が抑えられるレベルになり、この速度域でも助手席に座っていた妻はぐっすりと眠っていたのが印象的でした(安全運転でもワインディング走行が楽しかったことは言うまでも無く、運転中に少しニヤついていたのを妻に見られなくて良かったと思う)。

今回は、高速道路や無料高速区間などを利用していないため、80km/h以上の速度を出すシーンはありませんでしたが、より速度が上がってくると車体の安定性と乗り心地が向上してくるところは、フェラーリ812スーパーファスト(Ferrari 812 Superfast)に似ていて前回のブログでもご紹介した通りです。

快適だとは思うものの、やっぱり6速MTでの長距離移動はATに比べて疲労感が大きい

そして今回の往復300kmでの長距離移動にて感じたことは、事前に予想していた通りクラッチ操作とシフト変換の操作が加わるだけで、ドライバーの処理領域が拡大され、より一層の注意力を必要とし神経を使うため、ATモデルに比べてかなり疲れましたね(一度もエンストしなかったのは、自分のなかでは意外)。

夏場でエアコンフル稼働ではありましたが、助手席に座っている妻は快適で涼しそうでしたが、私の方は背中周りを中心に良い汗をかいていたように思います。

2ページ目:下道+ワインディング走行しての新型シビックタイプR(FL5)の実燃費は?