これは更に荒れるだろうな…(2024年)一部改良版・日産の新型フェアレディZ(RZ34)とNISMOの販売方法に更に厳しい条件を追加?NISMOは2023年度の生産台数「僅か200台のみ」

日産は「本当に欲しいユーザーのもとへ届ける」想いが強すぎる?

2023年8月1日に発表予定となっている、日産の一部改良版・新型フェアレディZ(Nissan New Fairlady Z, RZ34)と、ハイパフォーマンスモデルの新型フェアレディZ NISMO(RZ34)。

一部改良版に関する具体的な情報は、関連記事にもまとめている通りで、価格帯も最大 約20万円アップすることが予定されていますが、厳密にこの改良モデルが適用されるのは、2023年10月1日より生産開始となるモデルからなので、2023年9月末までに生産される個体に関しては、現行2022年モデルが納車される計画となっています。

つまり、2023年10月1日以降に生産されることが確定的なユーザーに対しては、同年8月1日の発表後に再度注文書を作成することになるわけですが、これは販売店の方針によりけりなので確実とは言えませんが、再度注文書を作成する際に、新しく追加されるボディカラー「432オレンジ」や、version T/version STのみに設定可能なブルー内装を選択したい場合は、ボディカラー、オプションなどを変更することも可能だそうです(但し注文順が一番最後に回されるかはディーラーの方針次第)。


残念ながら、2023年8月1日に一部改良版が発表されても、新規での受注は受付けない模様

そして、今回のお知らせで一番残念なのが、私がお世話になっている日産ディーラーの情報によると、2023年8月1日の一部改良版が発表されるからといって、新規で再び注文を受け付けることはなく、受注一旦停止は継続したままとのこと。

一部改良版を待ち望んだ方も、これから新型フェアレディZ(RZ34)の新車を検討していた方も、しばらくは本モデルを新車にて購入することができないということになりますが、そうなると「こんな中途半端なタイミングで、ボディカラー追加や内装カラー追加を含む一部改良をやる必要があったのだろうか…?」と思われる方も多いと思いますし、それに加えて材料費や物流コスト、そして電気代の高騰で最大20万円アップともなれば、ユーザーからの不満は更に強くなりそう。

なかには長納期で一切進捗もなく、おまけに値上げするという事実から我慢できずにキャンセルされる方も少なくはないとのことですし、ユーザーから見るフェアレディZ(RZ34)や日産というブランドイメージがマイナスにならないか心配に思う所です。

2026年までの納車スケジュールが今後公開予定?但し厳しい条件も?

今回の一部改良版の発表に合わせて、やはり納車待ちユーザーからの不満が多かったからなのか、2023年10月から2026年度(2027年3月末)までのざっくりとした生産スケジュールも明らかになる予定とのことで、その情報が日産ディーラーに配信される可能性があるとのこと。

見方を変えれば、現在の日本全国のバックオーダー分(約5,000台?)を2026年度までに生産し切るという解釈もできますし、ネガティブな捉え方をするなれば、今あるバックオーダー分を捌き切るのに2026年度まで(納期3年半)かかるのか…という考え方にもなったり…

これもまた”計画段階”に過ぎないため、今後の部品供給や半導体の供給次第では、納期も前後することは十分考えられると思います。

そしてここからは、各販売エリアによって情報が若干異なる可能性もあるため、一度最寄りのディーラーにて確認していただくことをおススメしますが、どうやら販売エリアによっては、一部改良版・新型フェアレディZ(RZ34)の2023年~2024年の振り分け配分が異なるかもしれないとのこと。

それも販売店のこれまでの実績などが影響してくるのかは不明ですが、仮にこれまでのフェアレディZの販売実績が影響するのであれば、雪がほとんど降らない関東・中部・関西エリアは有利になるでしょうし、後輪駆動(FR)が苦手な雪国・地方エリアはかなり不利になるのではないかと思います。

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