フルモデルチェンジ版・トヨタ新型60系プリウスが納車されて5か月が経過!エアコンは物理スイッチで使いやすく、ドアは開閉音は決して「酷くはない」のだが…
新型プリウスは何かと話題になりやすい一台だが
2023年2月に私に納車されて5か月が経過した、トヨタのフルモデルチェンジ版・新型プリウス(Toyota New Prius)2.0L HEV Zグレード[2WD]。
これまで様々なインプレッション記事をご紹介してきましたが、今回は納車5か月経過しての雑感をまとめていきたいと思います。
前回は新型プリウスのサイズ感やスタイリングとのバランス・使い勝手をメインにインプレッションしてきましたが、今回はエアコンの操作系やディスプレイオーディオの不満、そして一部SNS/YouTubeで話題となったドア開閉音や外板の仕上がりについてインプレッションしていきたいと思います。
エアコン操作系は鍵盤タイプの物理スイッチなので操作しやすい
まずは、新型プリウスのエアコン操作系について。
近年は静電タッチ式のエアコンパネルが増えてきていますが、プリウスの場合は静電式を採用せず、全て物理スイッチを採用。
近未来的なデザインとスタイリングを持ちながらも、敢えて普段使いするポイントは直感的で操作を重要視する物理スイッチにしてきたのはお見事(シートヒーターとシートベンチレーションもピアノブラック調の物理スイッチにしてきたのも中々に良き)。
初見では、風量や風向の設定の仕方に戸惑う部分はあるかと思いますが、普段使いしていくとすぐに慣れていきますし、AUTO & AC ONをメインで活用される方からすると、そこまで気いならないのではないかと思います。
何でディスプレイオーディオのダイヤルスイッチ(つまみ)をそこに配置したの?
新型プリウスのエアコンの物理スイッチが素晴らしいと感じる一方で、相変わらず残念に思うのはディスプレイオーディオのダイヤルスイッチ(つまみ)。
これは前回のブログでもお伝えした通りで、なぜ運転席から遠い左下部分に装着したのかは謎。
このディスプレイオーディオを開発した人は、普段から車を運転しないのか、そもそも車に興味を持たない人物なのかは不明ですが、明らかに使い勝手は宜しくなく、リラックスして運転した状態から手を伸ばしても届きづらいですし、少し姿勢を前にしてようやく届くレベル。
なぜ新型ノア(New Noah)/ヴォクシー(New Voxy)/シエンタ(New Sienta)やレクサス新型LX600と同じ右側に配置しなかったのかは謎ですし、「左ハンドルの海外向け用に作ったの?」と言われるとそうではなく、実は左ハンドル仕様のプリウスの場合は、つまみが右下に設けられているため、ディスプレイオーディオの開発者が意図的にドライバーから遠い位置に設けたとしか考えられないんですね。
ちなみにこちらが、北米仕様の新型プリウスのインテリア。
左ハンドルに対して、12.3インチディスプレイオーディオのつまみが右下に設けられているのが確認できますね。
せっかく車は素晴らしい仕上がりなのに、ユーザー目線で設計しなかった(できなかった?)ディスプレイオーディオ一つで、ここまで台無しになるのは残念でありとても珍しいことだと思います。