ホンダ新型ZR-Vの「シート形状に問題有り?」と話題に。実際に2時間以上運転してみての印象は?更に日産の新型エクストレイルe-POWER(T33)とのBOSE音質比較も

最近のホンダのシートはカタメなので、それによって好みは大きく分かれるとは思うが…

2023年5月に私に納車されて、もうすぐ2か月が経過しようとしているホンダ新型ZR-V e:HEV Z[AWD]。

走行距離は未だ1,600kmほどではあるものの、往復500km近くの高速道路+下道の長距離運転、オール下道での往復100km移動などを実施してきました。

そんななか、「ZR-Vのシート形状に問題有り?」「シートがカタメなので、長時間座っていると腰が痛くなる?」といった内容がSNSにて話題になっています。

シート形状やカタさに関しては、そのユーザーの好み・体格・姿勢によって大きく異なってくるとは思いますが、実際に私が運転してみての印象を簡単にまとめていきたいと思います。


新型ZR-Vの本革シートは本当に腰に良くないの?

早速ZR-Vにて往復 約500km運転してみての印象や、2時間以上シートに座ってみての体の疲れなどをインプレッションしていきたいと思います。

あくまでも個人的な感想であり、シートの座り心地やフィット感、腰の痛みの有無については、個々の体格や体調、腰痛持ちの有無などによって大きく変化してきますので、あくまでも参考程度に見て頂けますと幸いです。

まずZR-Vの本革シートですが、シート形状としては少しタイトでスポーティさがあり、且つシート調整する際は前後のスライドと上下の高さ調整、リクライニングの全6way式の電動パワーシートになるため、腰のフィット感を調整するランバーサポートが装備されていないため、確かに猫背気味の方にとっては、腰に負荷が集中するような作りになっているようにも思えたり。

実際に2時間以上運転してみての印象は?

とはいえ、必ずしもZR-Vのシート形状が座る人全てにとって腰が痛くなるような作りになっているわけでは無さそう。

実際に往復500kmほど走らせてみても、ノンストップで2時間ほど運転してみても、腰やお尻が徐々に痛くなるようなことはほとんど無かったですし、スポーティでカタメなシートが好みな私にとっては、ZR-Vの乗り心地は中々に魅力的。

ただその一方で、シートポジションが中々自分の好みにマッチし辛いというのもありますが、こればかりはその日の体調や気分によって異なるところでもあるため、事前にシートポジションメモリーでベストだと思っていたシートポジションに設定していても、日によって「何か違和感があるな…」と感じることもあるでしょうから、その都度調整していくしかないと思うんですね。

競合モデルの新型エクストレイル(T33)のシートは?

ちなみに、ZR-Vの競合モデルで、私が他に所有する日産の新型エクストレイルe-POWER(Nissan New X-Trail e-POWER, T33)Gグレード[2WD]は、メーカーオプションのナッパレザーシートを設定。

本モデルの場合、前後のスライドと上下の高さ調整、リクライニング、そして腰の位置を調整するランバーサポートを含めた8way式電動パワーシートですが、シートはZR-Vに比べるとマイルド。

ここ最近の日産のシートはマイルド寄り?

他に所有する、新型セレナe-POWREルキシオン(New Serena e-POWER LUXION, C28)合成皮革シートや、新型フェアレディZ(New Fairlady Z, RZ34)version STのスエード調ファブリック×本革のコンビシートも、エクストレイル同様にマイルドで柔らかめな印象があり、これに関してもZR-Vのカタメ同様に好みは分かれそうなところ。

個人的には、エクストレイルのナッパレザーもマイルドでありながらも疲れにくく腰の痛みは特に無いですし、先日往復 約600kmほどの長距離運転がありましたが、腰への負担というよりも、どちらかというとお尻にかかる負担の方が大きかったように感じられます。

2ページ目:新型ZR-Vとエクストレイル(T33)のBOSEプレミアムサウンドシステムの音質比較動画も公開!