アプデしてもポンコツだった…フルモデルチェンジ版・トヨタ新型シエンタ/クラウン/プリウス/カローラシリーズが2023年7月27日にOTAアップデート!不満だったアレも本当に解消された?
ようやく新型シエンタ/クラウン/プリウス/カローラでもOTAアップデートが始まったが、あまりにも遅すぎる
2023年6月29日、トヨタのフルモデルチェンジ版・新型ノア(Toyota New Noah)/ヴォクシー(New Voxy)/bZ4Xを対象に、ディスプレイオーディオのOTAアップデートに関するソフトウェア更新が配信されました。
このOTAアップデートから約1か月が経過し、ようやく新型シエンタ(New Sienta)/クラウンクロスオーバー(New Crown Crossover)/プリウス(New Prius)/カローラ(New Corolla)にも、2023年7月27日にソフトウェア更新が配信されました。
ただ、個人的な疑問としては「どうして全ての車種を対象にまとめてOTAアップデートできないのか?」「(デバッグ作業があるにしても)どうしてこんなに遅いのか?」が気になるところです。
2023年7月27日のOTAアップデートで何が変わった?
早速、今回のOTAアップデートで何が変わったのかをチェックしていきましょう。
詳細な内容については以下の通りとなっています。
シエンタ(2022.07-)、クラウン(2022.09-)、カローラ(2022.10-)に向けて、最新ソフトウェアを配信開始しました。
ソフトウェアバージョンは、ディスプレイオーディオ:1696/ナビゲーション:1696または、ディスプレイオーディオ:1700/ナビゲーション:1700です。
対象のお客様には、順次ナビ画面にお知らせが表示されますのでご確認ください。
今回の更新で下記の機能が追加となりました。
・(ドライブレコーダー装着車のみ)ドライブレコーダーの録画ON/OFF設定を、車両毎に保持するよう変更
・Audioソース画面の閉じるボタンの位置変更
・ゲストアカウント時のマイセッティングをユーザーアカウントへ引き継ぐ機能の追加
・お乗り換え時の初回ログイン時、マイセッティングの引き継ぎを選択できる機能の追加
・(ディスプレイオーディオのみ)スマホアプリのNaviConから、車載ナビゲーションへ目的地を転送できる機能を追加
・動作不良の解消
・動作安定性の向上 等
シエンタ(2022.07-)、クラウン(2022.09-)、プリウス(2022.12-)に向けて、ドライブレコーダーの最新ソフトウェアを配信開始しました。
ソフトウェアバージョンは、ドライブレコーダー:10058です。
対象のお客様には、順次ナビ画面にお知らせが表示されますのでご確認ください。
今回の更新で下記の機能を修正いたします。
ドライブレコーダー内部処理の修正による映像記録安定性の向上
なお、シエンタ(2022.07-)、クラウン(2022.09-)のお客様かつ上記2つのソフトウェアの配信対象となる場合、ディスプレイオーディオ/ナビゲーションの更新完了し、1週間後(※)の車両電源ON時にドライブレコーダーの更新案内が行われますのでご承知おきください。
※1週間を待たずともお客様の操作で更新を検出できます。操作方法については「マルチメディア取扱書」をご参照ください。via:Toyota
ドライブレコーダーのON/OFF設定改善
折角なので、今回のOTAアップデートで変更・改良されたポイントをチェックしていきましょう。
まずはドライブレコーダーのON/OFF設定の改善について。
これは前回のブログでもお伝えした通りで、エンジンスタート時に「ゲストモード」「新規ドライバー」でそれぞれログインした場合、録画ON/OFF設定が可能だったものの、共に初期設定時は録画OFFの状態でした。
そのため、新車納車時に販売店でドライブレコーダーの設定を「OFF → ON」に設定したとしても、それはあくまでも「ゲストモード」での設定として反映されており、「新規ドライバー」としては反映されていない状態でした。
致命的ともいえるドライブレコーダーの改善の優先度は低い?なぜこのタイミング?
そこで今回の改善内容としては、録画ON/OFFはドライバーごとの設定ではなく、車両ごとの設定に修正するというものですが、なぜこのような大事な設定を、今頃になって改善しているのかは疑問であり、このOTAアップデートの優先度を検討している開発者は、ドライブレコーダーの重要性を理解できないのか?普段から車を運転している人物なのだろうか?という疑問は常々思っています。