こんなことがあった。ホンダ新型ZR-Vにて夜間走行→前方に無灯火のトラック→ZR-Vが「前方に車が居ない」と勘違いしオートハイビーム?→案の定トラックにクラクションを鳴らされる
先進的な機能は便利だが、時として「あおり運転」と勘違いされる恐れも?
2023年5月に私に納車されて2か月以上が経過した、ホンダ新型ZR-V e:HEV Z[4WD]。
先日、この車で高速道路を走行していたところ、前方に大型トラックが走行していたのですが、夜間であるにも関わらず灯火類が一切点灯していなかったんですね。
大型トラックも旧世代に見え、おそらくオートヘッドライト機能が搭載されていないモデルだと予想されますが、オートヘッドライトが搭載されていないトラックと、オートヘッドライト&オートハイビーム(厳密にはアダプティブドライビングビーム)を搭載するZR-Vとで誤解が生まれることに。
これは恐らく、ZR-Vに限らずどの最新モデルも同じようなことが起きる可能性があるため、誤解が生じないためにも参考までに見て頂けますと幸いです。
夜間の高速道路、前方の大型トラックが無灯火運転 → ZR-Vは前方に車両が居ないと勘違いしてハイビームにした?
今回の出来事は、決してレアなことではなく「今後他の車種でも起こるかもしれない内容?」だと推測しますが、私がホンダZR-Vで高速道路を走行していたところ、前方に無灯火の大型トラックが走行していました。
私が走行していたところは、たまたま街灯などもなく真っ暗で、片側2車線の広い道路、おまけに反対車線からも対向車が走ってこない状況でした。
こうした状況で、ZR-Vは「前方に車が居ない」と判断したのかは不明なのですが、無灯火のトラックに対してダイレクトにハイビーム。
現代のモデルは、LEDデイライトやスモールランプ(ヘッドライト)、ハイビーム/アダプティブハイビームを全てオートで行うため、(道路交通法違反にならないことも含めて)ヘッドライトの付け忘れが無くなるのはとても便利なのですが、一方でモデルによっては容赦なくハイビームを続けてしまうモデルもあるんですね。
後方からハイビームを受けた大型トラック → 案の定クラクションと怒鳴り声が…
今回がまさにその例だと思うのですが、「夜間時の高速道路で街灯無し」「反対車線に対向車無し」「前方車両が無灯火走行」のトリプル役満により、おそらく大型トラックのドライバーは「あいつ(私のZR-V)、ハイビームで嫌がらせしやがる、あおり運転か?」と勘違いしていたかもしれないですし、私からすると「トラックのヘッドライトが点いてないから、オートハイビームが反応したのかな…好きでハイビームにしているわけじゃないのに…とりあえず無灯火に気付いて!」と、気まずい感じに。
走行車線でも追い越し車線でもハイビームONのままだったので、「これ以上大型トラックにハイビームしっ放しはキツイ…」と感じたことから、少し速度を上げて追い越し車線から追い越しするも、案の定トラックが長いことクラクションを鳴らしっ放しに。
便利な機能は、時として相手を勘違いさせてトラブルの原因に?
追い越した際に「眩しいんだよバカヤロー!」のような怒鳴り声が聞こえてきたように感じられ、その大型トラックが追い越した私のクルマに対してハイビーム攻撃をしかけてくるわけですが、意図しない形で相手方が「嫌がらせ」「あおり運転」と勘違いを起こしてしまうような機能になってしまうことが、オートハイビーム/アダプティブドライビングビームの危険なところ。
トラックドライバーは自車が無灯火であることに気付き…?
なおその大型トラックは、何度か執拗にパッシングしてきたものの、途中で自分自身のクルマが「ヘッドライトを点灯させていない」と気付いたのか、パッシングを止めてハザードを複数回点滅していたのを確認。
その後大型トラックは無理やり速度を上げることなく、80km/h~90km/hの速度に戻ったわけですが、「あおり運転されている」と勘違いしてから執拗に追い掛け回されたり、執拗にパッシングやクラクションを鳴らして「あおり運転する側」になってしまうことが一番避けたい流れだと思いますから、今回は大事にならずに済んで本当に良かったところ。