ホンダ新型ZR-Vが納車されてから見た目の印象の変化は?「マセラティ・レヴァンテのパクリ」と揶揄されていたフロントマスクや、マルーン内装の汚れなどもチェック

早いもので、私の新型ZR-Vも納車されてもうすぐ3か月が経過しようとしている

2023年5月に納車されて、もうすぐ3か月が経過するホンダ新型ZR-V e:HEV Z[4WD]。

走行距離も2,000kmを突破していますが、四輪駆動モデルながらも平均20km/Lとかなり優秀な燃費性能のため、近場移動や街乗りだけでなく、中~長距離用としても重宝しています。

今回は、本モデルが納車されてからの内外装のイメージに変化があったかどうか?をインプレッションしていきたいと思います。

発表当初は、SNSなどでは「マセラティ・レヴァンテ(Maserati Levante)」に似ていると揶揄されていましたが、実際に所有して様々な角度から見ていくと、世間が感じているイメージとどの程度の違いがあるのかもチェックしていきたいと思います。


ZR-Vはボディカラーによってイメージが大きく異なる

早速ZR-Vのエクステリアを見ていきましょう。

私が所有しているのは、排気量2.0L 直列4気筒直噴エンジン+デュアルモーターを組み合わせたハイブリッドe:HEV Z[4WD]で、エントリーグレードのXに比べると、フロントロアバンパーやフロント・リヤフェンダーモールがボディカラーと同色にまとめられるため、シティSUVのようなスマートなエクステリアに。

ボディカラーは、ZR-Vのイメージカラーにもなっている新色のプレミアムクリスタルガーネットメタリックを選択しましたが、本モデルはボディカラーによってイメージが大きく変化し、このボディカラーだと”よりエレガントさ”が際立つため、改めて「このボディカラーを選択して良かった」と思うところ。

SNSでは「マセラティ・レヴァンテのパクリ」と揶揄されたフロントマスクは?

そして、発表当初は何かと物議を醸したフロントグリルですが、ハニカム形状のワイドなフロントグリルに、縦型基調のグロスブラック仕上げとなるグリルパターンが装備されたことで、一時期「マセラティ・レヴァンテのパクリでは?」とも云われていましたが、改めて実際に自分で所有して普段使いしてみると、レヴァンテとは大きく異なる「ホンダの現代のデザイン言語に準じたクリーンさ」が見られたり(レヴァンテにクリーンさが無いという意味合いではないので注意!)。

参考までに、こちらがマセラティ・レヴァンテのフロントマスク。

確かに縦型基調のグリルパターンは似ているかもしれませんんが、それ以外のところは各社独自のデザイン言語が盛り込まれていると思います。

現行ヴェゼルが発表されたときも「CX-ハリアー」と揶揄されていたな…

現行ヴェゼル(Vezel)が発表された際も、ボディ同色のインテグレーテッドグリルが特徴的で、最初見慣れるのに時間がかかったようにも感じられますが(SNSでは「CX-ハリアー」と揶揄されてトレンドキーワードにもなっていたな…)、今となっては街中で見ても「おっ、やっぱヴェゼル良いやん…」と思いますし、今回のZR-Vもまた見慣れてくるとカッコ良く思えてくるところ。

これはホンダに限らず、どの自動車メーカーのモデルでも同じことがいえるかと思いますが、どうしても初物は否定的な意見が集中しがちですし、否定的な意見が多く見られる一方で、それだけ初物の注目度が高いということにもつながるため、今思うとヴェゼルやZR-Vはプロモーションとしては良かったのではないか?と思えたり。

ZR-Vは見た目の割に、実際に運転してみるとそこまで大きさを感じさせない

続いてZR-Vのボディサイズについて。

DセグメントSUVモデルということで、全長4,570mm×全幅1,840mm×全高1,620mmと大柄にも見えるZR-Vですが、アイポイントが低めでハッチバックに乗っているような感覚だからなのか(プラットフォームは新型シビックがベース)、そこまでワイドにもロングにも感じられなかったり。

特に全幅に関しては、運転席からの見晴らしの良さと大きく盛り上がっていないフロントフードボンネットの影響もあって、左右の白線の読み取りがし易いため、直感的にも幅感を認識しやすいんですね(あくまでも私の感想なので、人によってそうでない可能性もある)。

運転している分には、そこまで大きなサイズ感には思えないのに、車から降りると「えっ、ZR-Vってこんなに大きかったっけ?」と錯覚するようなスタイリングでもあるため、外と中のギャップは大きく感じるかももしれません。

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