えっ、もう?(米)ホンダ新型アコード/CR-Vに「トランスミッションにひび割れ」の恐れがあるとしてリコール!更に日産セントラには約23.6万台の大量リコール
ホンダのリコール対象台数は、僅か「19台」と限られているようだが…
アメリカにて販売されている、ホンダのフルモデルチェンジ版・新型CR-V/アコード(Honda New Accord)の2車種・19台にリコール。
2023年モデルとして発売されたばかりとなるCR-V/アコードですが、実はこれらのモデルのトランスミッションに亀裂が生じ、ワイヤーが切れてしまい、車両走行中に路上にて停止する危険性があるとのこと(しかも再始動もできなくなる恐れ)。
今回の不具合は、当該車両に搭載されているe-CVTトランスミッションに起因するもので、製造上のミスにより、組立プロセス中に部品のジェネレーター・レゾルバー・カバーが破損した恐れがあるそうです。
※レゾルバー:EVの動力源である走行用モーターを制御するための回転角センサー
工場でカバーが捕捉されていないため、カバーの破損した破片がトランスミッション内に移動し、車両走行中に発電機のレゾルバのワイヤーを切断してしまう危険性があるとのこと。
最悪の場合、走行中に停車して後続から追突される危険性も
先程の組立プロセスでのミスにより、車両はすべてのドライブトレインの動力を失い、オペレーターは車両を再始動できなくなるとのことですが、このようなエラーが道路上で発生した場合、車両乗員に危険が生じることはもちろんのこと、後続からの衝突の危険性が高まります。
この他、フル液晶タイプのメーター上に表示される警告メッセージによって、今回の不具合が発生→車両が停車するということも考えられます。
不具合報告は既に1件有りだが、事故は発生していない模様
現時点では、ホンダはこの問題に関連する報告を1件だけ受けていて、既にユーザー向けに納車されている個体が、「充電システムを確認してください」という警告メッセージが表示されたそうです。
あくまでも報告を受けたのみで、この不具合による事故などが起きなかったことは不幸中の幸いであり、早期的に発見できて良かったところ(日本でも2024年に新型アコードが発売されるので…)。
改善措置としては、対象車両に対して無償で”対策用”のe-CVTトランスミッションへと交換するとのこと。
このトランスミッションは、製造プロセスにて追加された新しい検出メカニズムのおかげで、新しい(および将来のすべての)部品のレゾルバー・カバーには、この製造上の誤差がなくなると云われています。