フルモデルチェンジ版・トヨタ新型ランドクルーザー300のドライビングサポート(TSS)は少し課題アリ?クルーズコントロール有無ではどちらが燃費が優れている?

気が付けば私の新型ランドクルーザー300も走行距離1,000kmを突破

2023年8月に私に納車された、トヨタのフルモデルチェンジ版・新型ランドクルーザー300(Toyota New Land Crusier 300)ガソリンZX・3列7人乗り[4WD]。

納車されて未だ1か月も経過していませんが、走行距離は1,200kmを突破し、近日中にも往復300kmほどの長距離移動が控えているため、まだまだ今後も距離を伸ばしそうです(できれば年間で10,000km以上は走らせたいところ)。

今回は、本モデルの予防安全装備の精度についてインプレッションし、更にアダプティブクルーズコントロール[ACC]の使用有無で燃費がどれだけ変化するのか?も検証していきたいと思います。


ランドクルーザー300のアダプティブクルーズコントロールは少し課題アリ?

まずは、新型ランドクルーザー300のアダプティブクルーズコントロール[ACC]について。

既に同じプラットフォームTNGA-Fで、同じエンジンを搭載する兄弟車種のレクサス新型LX600では、往復 約1,300kmの長距離移動でも体感済なのですが、概ね同じ精度だと思い込んでいたToyota Safety Senseのアダプティブクルーズコントロールは少し課題アリ。

おそらくボディがフルサイズSUVと大きいために、前方車両との追突を避けるためにマージンを持たせていることや、ブレーキングがそこまで強くない?ことを考慮して、平坦で直線の高速道路においても、前方車両がいなくとも設定速度に対してバラつき(±3km/hぐらい)が見られるのは気になる所。

車間距離の調整レベルに関しては、3段階で一番短い設定であっても、他のCセグメントSUVやDセグメントSUVと比較したら中~長レベルの車間距離の取り方をしますが、この点は上述の通り大きなボディサイズとブレーキングを考慮して、他モデルよりも少し長めに車間距離をとっているのだと予想されます。

レーントレーシングアシスト[LTA]は日本の道路事情にマッチしていない可能性も?

続いては、アダプティブクルーズコントロールと並行して活用していたレーントレーシングアシスト[LTA]の精度についてもインプレッション。

本機能は、白もしくは黄線が整備された道路を走行中、車線または走路からの逸脱の可能性を警告するとともに、車線または走路からの逸脱を避けるための進路修正の一部を支援するというもので、ロングドライブ時には疲労が蓄積して、無意識のうちの白線側に近づいて車線からはみ出してしまうリスクを回避するための機能として重宝しています。

しかしながら、ランドクルーザー300の場合だと車体が大きいからなのか、日本の道路事情にマッチしていないからなのか、やたらしつこくLTAが反応して煩わしく感じることも。

特に片側1車線となるような高速道路区間だと、LTAの精度もよりシビアとなっている可能性も高く、その場合だとさすがにドライビングに集中できないため、敢えてLTAをOFFにすることもあります。

片側1車線となるような高速道路だと使い勝手は宜しくないですが、片側2車線以上でもシビアに反応するのは、返ってストレスに感じることもあるかもしれませんね。

2ページ目:アダプティブクルーズコントロール[ACC]の有無で高速道路での燃費はどれだけ変化する?