日本に導入したばかりのBYD新型ATTO3がリコール&改善措置3連発!ベントレー・フライングスパーも車両衝突時に「後席モニターが外れる」恐れアリ

フロントカメラとサイドカメラの画像が表示されない

引き続き、BYDのリコール・改善対策3連発を見ていきましょう。

こちらもBYD新型ATTO3の1車種・計529台に改善対策。

不具合内容としては、液晶表示式センターディスプレイにおいて、プログラムの設計が不適切な為にリヤカメラ画像表示状態で車両を後退して駐車後に再始動して前進方向に走行しようとすると別途使用者が表示画像の切り替え操作をするまではリヤカメラ画像等が表示されたままでフロントカメラ画像及び左サイドカメラ画像が表示されず、直前直左の視認性が確保されないとしてリコールを届け出ています。

対象モデルをチェックしていこう!

気になる対象モデルは以下の通り。

これによる事故や不具合は発生しておらず、社内調査により明らかになっています。

【改善対策対象モデル一覧】
[対象型式/対象車台番号/製作期間/対象車台数]

[ATTO3]
・ZAA-SC2EXSQ/LGXCE4CB6N2029617~LGXCE4CB9N2219234/令和04年06月14日~令和05年01月05日/102台

・ZAA-SC2EXSQ/LGXCE4CB1P2058476~LGXCE4CB7P2108698/令和05年03月06日~令和05年05月12日/427台

改善措置としては、全車両、液晶表示式センターディスプレイのプログラムを走行モードの前後選択に自動的に連動し各カメラ画像を表示させ、直前直左の視認性が確保される対策プログラムに更新するとのこと。

あと、販売店に入庫して対策プログラムが保存されているUSBメモリを車両のUSBポートに挿入する事により実施するリコール作業を実施するとのことです。


車両衝突時に後席用マルチメディアシステムの画面が外れる恐れアリ

最後は、ベントレーの4ドアセダンでお馴染みとなるフライングスパーの3車種・計292台にリコール。

不具合内容としては、後席乗員用マルチメディアシステムの脱着式画面を装着する固定具において、組立指示が不適切なため、固定具が間違って組立てられている、または一部の部品が取付けられていないものがあるとのこと。

そのため、当該画面を装着した時に固定が不十分となり、車両衝突時に画面が外れ、乗員が負傷するおそれがあるとしてリコールを届け出ています。

対象モデルをチェックしていこう!

気になる対象モデルは以下の通り。

これによる事故や不具合は発生しておらず、本国からの情報により明らかになっています。

【リコール対象モデル一覧】
[対象型式/対象車台番号/製作期間/対象車台数]

[フライングスパーW12]
・7BA-BBDDB/SCBBA53S2MC085396~SCBBA53S1NC004471/令和3年2月4日 ~令和4年12月27日/121台

[フライングスパーV8]
・7BA-BBCVD/SCBBX53SXMC086147~SCBBX53S7NC004585/令和3年3月11日 ~令和4年12月27日/159台

[フライングスパーPHEV]
・7LA-BBDGP/SCBBN53S3NC002211~SCBBN53S8NC004634/令和4年9月10日 ~令和4年12月28日/12台

改善措置としては、全車両、後席用マルチメディアシステムの脱着式画面の固定具を点検し、間違って組立てられている、または一部の部品が取付けられていない場合は良品に交換するリコール作業を実施するとのことです。

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Reference:国土交通省①