【悲報】フルモデルチェンジ版・日産の新型キックスが、生産工具の盗難被害により「約5か月」遅れる模様→その前にも安全性評価の不合格で「約1か月半」生産遅れに

まさか次期キックスの生産開始時期が2回も遅れていたとは…

日産のBセグメントSUVモデルでお馴染みとなるキックス(Nissan Kicks)。

日本市場では、ホンダ・ヴェゼル(Honda New Vezel)やトヨタ・ヤリスクロス(Toyota New Yaris Cross)などを競合とした人気モデルですが、いよいよこのモデルがフルモデルチェンジする?として話題となり、既に海外では何度か開発車両がスパイショットされていました。

しかしながら、本モデルの生産開始時期が「とある理由」で大幅に遅れていることが明らかとなり、しかも今回の生産遅れは実質「2回目」であることも明らかになっています。


新型キックスの生産開始時期が大幅に遅れているのは「工具の盗難被害」

海外カーメディアAutomotive Newsの報道によると、2023年夏にメキシコのサプライヤーから「新型キックス用の工具が盗まれてしまい、その影響で”約5か月”ほど生産開始時期が遅れているため、本モデルへの道のりが予期せぬ困難に直面している」とのこと。

その結果として、日産メキシコのアグアスカリエンテスにて生産を開始するはずだった工場での生産がストップしてしまい、アメリカ市場向けして本来発売する予定だった時期を大幅に遅らせることになってしまったそうです。

盗まれた工具は金型?犯人は社内の人間?それとも…

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新型キックス用の「工具の盗難被害」で、約5か月も生産開始時期が遅れるということは、おそらくは専用の金型が盗まれた可能性がありますし、仮に金型が盗まれた場合、「金型一式」なのか、それとも片面だけが盗まれてしまったのかも気になる所。

それによって、犯人は次期キックスの主要部品であることを理解して作業の妨害をしたかった?という考え方もできれば、単純にオークションサイトに出品して金にすることが目的だったのかもしれません(犯人は社内の人間なのか、社外の人間なのかも調べていく必要があり、それによって犯行の理由なども大きく変化してくる)。

新型キックスは「衝突安全性能の不合格」により、1回目の生産遅延も

何れにしても悪質な犯罪行為であることは間違いないですし、一方でサプライヤーの管理責任も問われることになるでしょうから、こうした事例が作られてしまうと「新型車の生産遅れ=専用工具の盗難疑い?」といった認識を持たれてしまうことになりかねないでしょうね。

ちなみに新型キックスの生産遅れは、今回が初めてではなく「実質2回目」であり、本来であれば2023年12月に生産を開始するはずでしたが、本モデルの衝突安全性能テストに合格できなかったため、生産スケジュールを当初の計画より約1か月半ほど延期していたとのこと。

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