【悲報】フルモデルチェンジ版・日産の新型キックスが、生産工具の盗難被害により「約5か月」遅れる模様→その前にも安全性評価の不合格で「約1か月半」生産遅れに

(続き)日産の新型キックスの生産開始時期は、2024年6月以降へと大幅延期へ

via:Spyder7

こうした複数の生産遅延により、日産の新型キックスの生産開始時期は2024年6月以降へと大幅に遅れることになりそうとのことですが、サプライヤー専門コンサルタントであるハーバー・リザルト社CEOのローリー・ハーバー氏によれば「たとえ小さな車両部品が関係していても、機器の盗難は生産プロセスに大きな混乱をもたらす可能性がある」と指摘。

たった1つの部品が不足しているだけでも生産が停止する可能性があり、自動車製造の繊細な相互作用が浮き彫りになるため、こういったリスクも備えていく必要性があることも主張しています。

Automotive Newsの取材により、日産は次期キックスの発売遅れを公式に認めているとのことですが、今回の件に関する具体的な説明は避けています。

日産の広報担当であるブライアン・ブロックマン氏は「次世代キックスの登場は、当社の制御外の予期せぬ要因により若干遅れている。それまでは、現行モデルの在庫が好調に推移すると予想している。このセグメントで最も人気のある車両の1つですから、できるだけ早く解決していきたい」と語っています。


新型キックスの商品力は期待されている

次期キックスに関しては、既にスパイショットされている開発車両にもある通り、デザインが大幅に刷新されるだけでなく、多くの技術的アップグレードも期待されています。

プラットフォームは新型ノート(New Note)などと同じCMF-Bプラットフォームの搭載が期待され、フロントマスクについては、新型セレナ(New Serena, C28)や中国向けに発表された新型パスファインダー(New Pathfinder)のような、より滑らかでピュアEVチックな先進的な顔つきとなり、一方でリヤデザインはスポーティさを加味。

インテリアにおいては、既に市販化されている新型エクストレイル(New X-Trail, T33)やフェアレディZ(New Fairlady Z, RZ34)のような、12.3インチのフル液晶メーター、12.3インチの最新のNissan CONNECTナビゲーションディスプレイが期待できますし、これらに併せて先進の予防安全機能が搭載されることも予想されています。

パワートレインに関しては、特にこれといった具体的な情報はないものの、現行モデル同様に四輪駆動[AWD]やシリーズハイブリッドe-POWERのアップデートなど、より商品力を高めたコンパクトSUVとなることが期待されます。

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Reference:AutomotiveNews, motor1.com