日産の新型アリア/セレナ(C26)/スズキ・ランディ/マクラーレン600LTに計5万台以上の大量リコール!車両火災の危険性や、走行不可の恐れなど
制御プログラムに不具合がある模様(日産アリアのリコール①)
続いて、日産のピュアEVクロスオーバーでお馴染みとなる新型アリア(Nissan Ariya)の1車種・計2,233台にリコール。
不具合内容としては、12Vバッテリから12Vサブバッテリ間の回路接続制御を行っているパワーネットワークセパレート(PNS)リレーにおいて、開発時に電源電圧変動時の制御プログラムにおける評価が不十分であったため、12Vバッテリの電圧が低い状態でパワーオンすると、PNSリレーがオフとなり、12Vサブバッテリへの電源が供給されなくなることがあるとのこと。
そのため、その状態で走行を継続すると12Vサブバッテリの電圧が低下する事によりコンビネーションメータ警告灯が点灯し、最終的には一度車両を停止させると再度READY ON出来なくなるおそれがあるとしてリコールを届け出ています。
対象モデルをチェックしていこう!
気になる対象モデルは以下の通り。
これによる事故は起きていないものの、既に87件の不具合が発生しており、市場からの情報により明らかになっています。
【リコール対象モデル一覧】
[対象型式/対象車台番号/製作期間/対象車台数][アリア]
・ZAA-FE0/FE0-100169 ~ FE0-103169/令和3年12月17日 ~ 令和4年7月15日/2,233台
改善措置としては、全車両、パワーネットワークセパレートリレーの制御プログラムを修正するリコール作業を実施するとのことです。
最悪の場合、走行できなくなる恐れアリ(日産アリアのリコール②)
最後も、日産アリアの1車種・計5,024台にリコール。
不具合内容としては、駆動モータを制御しているインバータにおいて、駆動モータの異常判定プログラムが不適切なため、駆動モータの不要な異常判定を行うことがあるとのこと。
そのため、コンビネーションメータにEVシステム警告メッセージを表示するとともに、駆動モータ出力を停止させることで、走行できなくなるおそれがあるとしてリコールを届け出ています。
対象モデルをチェックしていこう!
気になる対象モデルは以下の通り。
これによる事故は起きていないものの、既に44件の不具合が発生しており、市場からの情報により明らかになっています。
【リコール対象モデル一覧】
[対象型式/対象車台番号/製作期間/対象車台数][アリア]
・ZAA-FE0/FE0-100169 ~ FE0-104065/令和3年12月17日 ~ 令和5年4月3日/3,844台・ZAA-SNFE0/SNFE0-200076 ~ SNFE0-201280/令和4年10月10日 ~ 令和5年3月18日/1,180台
改善措置としては、全車両、インバータの制御プログラムを修正するリコール作業を実施するとのことです。