えっ、もう?フルモデルチェンジ版・(米)スバル新型インプレッサ/アウトバック/レガシィ/アセントにリコール!更にジープ新型グランドチェロキーにも複数の不具合アリ
何れも2023年モデルと全く新しく、新型インプレッサは2度目のリコール
北米スバルが販売するフルモデルチェンジ版・新型インプレッサ(Subaru New Impreza)やアウトバック(New Outback)、レガシィ(Legacy)、アセント(Ascent)の4車種・計4,311台にリコール。
インプレッサに関しては、2023年8月に「エンジンが停止する恐れがある」としてリコールを届け出したばかりですが、今回新たに届け出されたのは「走行中にドライブシャフトが分離する恐れがある」というもの。
米国運輸省道路交通安全局(NHTSA)からのプレスリリースによると、ドライブシャフト・センターサポートブレースボルトの取付け面の一部が、製造工程中に「本来塗装されるべきではない塗装」が施された恐れがあるとのことで、スバルによると、影響を受ける車両は規定のトルクを維持できない危険性があるようです。
走りを重視しているスバルにとって、今回の立て続けの不具合は珍しい
規定のトルクを維持できないとなると、ドライブシャフトの前端が絶えず受ける振動により分離する危険性があり、これにより衝突の危険性が高まるとのこと。
スバルは、衝撃を受ける車両に関しては、運転中にドライブシャフト領域からの不規則な音や振動に気づくかもしれないとして注意を促しています。
前述の通り、今回のリコールの対象となったモデルは、2023年モデルの4車種・4,311台で、具体的な対象モデルは以下の通りとなっています。
アウトバック・・・2023年3月21日~2023年3月31日に製造されたモデルが対象
レガシィ・・・2023年3月21日~2023年3月30日に製造されたモデルが対象
アセント・・・2023年3月20日~2023年3月29日に製造されたモデルが対象
インプレッサ・・・2023年3月22日~2023年3月27日に製造されたモデル
今回の問題に関しては、リコールを届け出している時点でユーザーからの不具合・事故報告は無く、社内にて明らかになった情報とのことで、順次オーナーにはリコールの通知書が送付されるそうです。
インプレッサやアウトバックは、日本国内でも販売されている主力モデルの一つでもありますが、現時点では日本市場向けに関するリコールの届け出は不明となっています。