【独自】フルモデルチェンジ版・トヨタ新型クラウンセダンの販売条件が強気!初回1年間の割当て台数は僅か「10台未満」 販売条件は新旧クラウンオーナーのみ

転売を避けるためには最もベストだとは思うが、それにしても最近のトヨタの販売方式はかなり強気だな…

2023年11月2日に発表予定となっている、トヨタのフルモデルチェンジ版・新型クラウンセダン(Toyota New Crown Sedan)。

2022年9月より、ファストバック&リフトアップのクラウンクロスオーバー(Crown Crossover)から始まり、その後クラウンスポーツ(Crown Sport) → クラウンセダン → クラウンエステート(Crown Estate)という流れで販売されることが決定したわけですが、今回はクラウン群第三弾ということで、多くのクラウンオーナーが待ち続けた一台ではないかと思います。

既に多くのトヨタディーラーでは、本モデルの受注・販売に向けて粛々と進めているかと思いますが、やはり一番気になるのは販売店独自の販売方式。

っというのも、このクラウンセダンに関しては、クラウンスポーツの月産台数700台よりも更に少なくなるとのことで、全国トヨタディーラーの1年間の振り分け台数も極端に少ないそうです。


新型クラウンセダンのパワートレインは、2.5L HEVとFCEVの2種類のみ

新旧クラウンオーナー本命ともいえる新型クラウンセダンですが、既に明らかになっている通り、販売されるパワートレインは2.5L HEVとFCEVの2種類のみで、駆動方式も後輪駆動[FR]のみとなっています。

プラットフォームは、クラウンクロスオーバー/クラウンスポーツ/クラウンエステートの前輪駆動[FF]ベースのTNGA-Kプラットフォームではなく、唯一の後輪駆動[FR]ベースのプラットフォームとなるため、ある意味このモデルこそがクラウン本来の姿なのかもしれません(それ以外はいわゆる派生車種)。

しかも2.5L HEVモデルは、これまでトヨタがラインナップしてきた排気量2.5L 直列4気筒ダイナミックフォースエンジン+電気モーターを組み合わせた新世代ハイブリッド(THS)ではなく、エンジンは同じながらもレクサスLS500h/LC500hに搭載されるマルチステージハイブリッドがベースになるとのこと。

2.5L HEVには、第五世代THSではなくマルチステージハイブリッドを採用

マルチステージハイブリッドは、2基の電気モーターを搭載したハイブリッドシステムになり、有段ギア(4速)の自動変速機構を組み合わせることにより、エンジンとモーター両方の出力制御が可能となる技術。

エンジンの高回転化に合わせて、低速域ではエンジン使用領域を高回転側に拡大し、低速から力強い駆動力を生み出して、パワフルな走りを実現する仕組みになるわけですが、概ねこの技術は上記にある通り、レクサスのLシリーズで採用されてきましたし、トヨタともなるとクラウンセダンに採用してくるのも納得できるところ。

あとは燃費性能がどこまで伸びるのか?第五世代THSと比べての燃費差はどれぐらい広がるのか?も含めて、かなり注目の集まる一台ではないかと思います。

私が住んでいるエリアの販売チャネルでは、1年間の割り当てが最大でも9台のみ

そんな特殊なハイブリッドシステムと水素燃料電池の2種類をラインナップするクラウンセダンですが、本モデルの割り当て台数についてもチェックしていきましょう。

これはあくまでも、私がお世話になっているトヨタディーラー4社(トヨペット、トヨタカローラ、ネッツトヨタ、トヨタ自動車)での情報になりますが、2024年末までに振り分けられる台数は以下の通り。

・トヨペット:8台

・トヨタカローラ:8台

・ネッツトヨタ:7台

・トヨタ自動車:9台

何と1年間で割り振られる台数は僅かに1桁台のみ!

しかも各販売チャネルに振り分けられた台数を、今度は各支店に振り分けなければならないため、場合によっては1台も振り分けられないところもあるわけで…

そのため、私が住んでいるエリアの販売チャネル4社においては、先着順ではなく「条件を設けた抽選販売」になることが決定しているそうです。

2ページ目:新型クラウンセダンの抽選方法&販売方法が中々に強気?!