トヨタ新型プリウスの電子式リアドアハンドルのリコールで新たなトラブルやクレームが発生?!ちょっとした不満や気になるポイントもチェック

大規模リコールで明らかとなったトヨタメーカーの杜撰な対応

前回のブログにて、私が所有するトヨタ新型プリウス(Toyota New Prius)2.0L HEV Zグレード[2WD]のリコールに関する通知書が届いたことをお伝えしました。

不具合内容や改善対策などの内容に関しては、既に国土交通省が説明している通りなので割愛しますが、リコール届出後の出荷されたモデルに関しては、ヒューズを外すことによって電気式リアドアハンドルが使用できないようになっているとのことですが、一方で既に納車されている車両に関しては「暫定措置までの間、走行の際、ドアロックを施錠してお使いいただきますよう、お願い申し上げます」と記載されています。

つまり、走行中はドアロックをしていれば「走行中にドアが勝手に開く」ということはないため、集中ドアロックをONする意識づけがあれば問題ないとのことですが、販売店によっては「既に納車されている車両に関しても、ヒューズを外している」ところもあるそうで、この辺りの統一性の無さはお粗末だと思います。


ナゼか私がお世話になっているトヨタディーラーでは、既に納車されている車両でもヒューズを外す対応に…

まずは、新型プリウスの電気式リアドアハンドルに関するリコールについて。

本件のリコールの通知書は届いていたのですが、具体的なリコール作業日までは明らかになっていなかったため、とりあえずトヨタディーラーから連絡があるまで後回しにすることに。

そしてつい先日、プリウスのリコール作業に関する日程調整の連絡をいただいたのですが、ディーラースタッフさんからの提案として、「このまま電子式リアドアハンドルを継続して使用したい場合、リコールの順番を最後の方にズラすこともできる」とのことで、その提案を受け入れることに。

そもそも納車済みの車両は、ヒューズを外す必要は無いのでは?と販売店にも指摘したのですが、販売店の方針なのか、メーカーからの指示なのかはわからないものの「当店ではヒューズを外すことになっています」の説明以外は無し。

今回のリコールの対象台数は、日本だけで約13.5万台、世界規模だと21万台を超えているため、日本の割合が圧倒的に多いのですが、その分対策品に交換するまでには長期的な機関を要するとのことから、今は暫定処置として電子式ドアハンドルのヒューズを外す対応をとっているそうです。

メーカー側の無責任な提案により、新たなトラブルやクレームが発生しているようだ

ヒューズを外す関係で、リアドアハンドルが使用できず、上の画像の赤丸の通り「緊急用の物理スイッチ」を使用する必要があるわけですが、このスイッチがあまりにもカタ過ぎるため、全く実用的ではありません。

おまけにトヨタメーカーは、「少しでも操作しやすいように、物理スイッチのプッシュ部分を上側に押し出しても良い」とディーラー側に提案しているそうですが、実際にその提案を受け入れたお客さんからの新たなクレームとして「更にカタくなって使いづらい」「プッシュスイッチが傷だらけになっている」「あまりにもカタ過ぎて指を痛めた」などの問題が発生しているのだそう。

トヨタメーカーの無責任且つ他責志向な提案により、ディーラー側が責任を被る結果になっていますが、おそらくこのようなトラブルは、今後全国のディーラーにて起きるかもしれませんね。

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