ホンダ関係者が新型プレリュードコンセプトについて語る!「発売時期は2025年頃」「サーキットで走らせるような、スポーティで軽快な車にはならない」

新型プレリュードコンセプトの市販化を待ち望むユーザーは多そうだが

2023年10月25日~11月5日まで開催されたジャパンモビリティ-ショー(JMS)2023にて、ホンダが新世代ハイブリッドスポーツカーとなる新型プレリュード・コンセプト(Honda New Prelude Concept)を発表し大きな話題となりました。

発表当初SNSでは、このモデルのフロントマスクやリヤテールランプ、ボディスタイルなどがトヨタ新型プリウス(Toyota Prius)に似ていることから、「プリウスクーペ」と揶揄されていましたが、その一方で「令和のデートカー・プレリュード」として発表・発売を期待するユーザーも多いようです。

そんな何かと話題になったプレリュードコンセプトについて、ホンダ関係者が新たな情報を明らかにしました。


新型プレリュードコンセプトは、既に市販化に向けて動き出しているようだ

今回プレリュードコンセプトについて、ホンダのチーエンジニアである山上智行 氏に対し、オーストラリアの自動車情報誌であるカーズガイド(CarsGuide)がインタビュー。

様々な質疑応答が行われるなかで、どうやらプレリュードコンセプトは本格的な市販化に向けて動き出しているそうで、今回のコンセプトモデルも「コンセプトカーというよりも、ほぼほぼ試作車に近い」とのこと(厳密にはコンセプト以上ものを取扱っている、と回答)。

そのため、実際の市販モデルではプレリュードコンセプトから大きく変更は無いものと考えられ、若干の手直しとともに、日本や海外の規格に準ずる形で微調整が入ることが考えられそうです。

発売時期は「2020年半ばごろ」で、グローバルモデルとして販売予定

そして山上 氏のコメントで何とも興味深かったのが発売時期。

どうやら右ハンドル仕様と左ハンドル仕様の両方を開発していて、つまりは日本市場含めてのグローバルモデルになることも述べていますが、その発売時期が「2020年代半ばのいつか」とのことで、おそらくは2025年頃が濃厚だと推測。

つまりは、最短でもJMS2023での発表から2年後にはデビューする可能性もあるそうで、排ガス規制などの法規制で問題などが起きなければ、新型シビックタイプR(New Civic Type R, FL5)のバックオーダー分全てを捌き切る前に、何とか市販化に間に合う?ということも考えられるかもしれませんね。

2ページ目:新型プレリュードコンセプトは、シビックタイプR(FL5)のようにサーキット志向の車にはならない