走行モードで燃費は変わる?渋滞はしんどい?フルモデルチェンジ版・レクサス新型LX600で往復400kmの旅!クルーズコントロールは優秀だが気になることも?

よくよく考えてみたら、新型LX600で「走行モードでの燃費の違い」は検証したことがなかった

2023年5月に私に納車されて、もうすぐ半年が経過しようとしているレクサスのフルモデルチェンジ版・新型LX600ベースグレード・3列7人乗り[4WD]。

今回は、本モデルで往復400kmほど走らせる用事があったのですが、せっかくなので「走行モードで燃費が異なるのかどうか?」を検証することに。

LX600の場合は、以下の通り6種類の走行モードを備えているため、往路を「COMFORT(コンフォート)」、復路を「SPORT S(スポーツ・エス)」に設定して走らせていきます。

ECO:パワートレインとエアコンを燃費優先の制御変化

NORMAL:走りと燃費のバランスに優れ、様々なシーンでのドライブ適しています

COMFORT:サスペンション制御により、より快適な乗り心地を実現

SPORT S:よりダイナミックで力強い加速感が得られる走りを提供

SPORT S+:走りのポテンシャルをフルに引き出し、エモーショナルな走行を実現

CUSTOM:パワートレイン/シャシー/エアコンのモードを自分好みの組合せに設定可能

早速どれだけ燃費が異なるのか?高速道路走行中に気付いたポイントも含めてインプレッションしていきましょう。


往路はオール「COMFORT(コンフォート)」モード

早速、LX600で往復400kmほどの旅へ。

往復共に、8割~9割ほどが高速道路での移動になり、しかも往路は夜中の移動になるため、ほとんど車は走っていませんでしたが、とりあえずレーダークルーズコントロールで定速走行することに。

上の画像でも確認できる通り、平坦な道や上り坂においても、レーダークルーズコントロールだと1,500rpm付近の低回転で走行してくれるので、瞬間燃費も10km/L~20km/Lを行き来することが多いですから、フルサイズSUVでV6ツインターボエンジンを搭載するモデルにしては十分優秀なスペックではないかと思います。

あと、ガソリン満タン給油した直後に高速道路を走らせたこともあり、上の画像の通りストップ&ゴーが全く無い状況での給油後平均燃費は、126.2km走らせて「11.4km/L」と好調。

LX600のLTAは、意外にもトルク検知式だった

そして高速道路にてレーダークルーズコントロールでの走行中、軽くハンドルに手を当てる程度にて走行していたところ、レーントレーシングアシスト(LTA)の警告画面が反応したため、静電検知式ではなくトルク検知式であることも確認。

これはユーザーによって好みの良し悪しは大きく変わると思いますが、移動時間が長くなれば長くなるほど、静電検知式によって軽く手をあてがう方が楽だったりもしますし、「約1,400万相当の高級車でトルク検知式なのか…」と思う人もいらっしゃるかもしれませんね。

新世代コネクティッドナビもようやく使えるものに

そしてトヨタ/レクサスの新世代コネクティッドナビにて、何かと色々話題になったのが高速道路走行時に各IC(インターチェンジ)/PA(パーキングエリア)/SA(サービスエリア)の到着予想時刻。

本モデルが納車された直後は、到着予想時刻は表示されていませんでしたが、数日経過してOTAアップデートにより表示されるようになりました。

これでようやく、他のナビ同様に使い勝手も良くなっていますが、個人的には「音楽もしくは映像ウィンドウとナビの2画面カスタマイズができないものか…」と思ったり。

この点はまだまだ改良の余地がありそうです。

コンフォートモードでの往路区間燃費は「11.6km/L」

高速道路8~9割で夜中に走行したこともあり、全く渋滞のないなかで往路208.8km走らせての区間燃費は「11.6km/L」と中々に優秀。

燃料残量メーターも75%以上残っているので、仮にこのまま燃費を維持していれば900km以上は余裕で走れそうですね。

2ページ目:新型LX600の復路&SPORT Sモードの燃費はどれぐらい?そして新たな発見も