フルモデルチェンジ版・日産の新型エクストレイルe-POWER(T33)が納車されて1年が経過!不満は色々あれど「走りと高級感」は昨今のSUVでトップクラスかも

(続き)日産の新型エクストレイルe-POWER(T33)が納車されて1年経過してのインプレッション

引き続き、日産の新型エクストレイルe-POWER(T33)が納車されて1年経過してのインプレッション内容を見ていきましょう。

インテリアはエクストレイルとは思えないような高級感

続いてインテリアですが、やはりエクストレイル(T33)の魅力的なポイントは高級感のある内装。

エクストレイルと聞くと、オフロード志向のSUVという印象を持ちますが、メーカーオプションといえどもタンカラーのナッパレザーシートを採用してくるとは…DセグメントSUVでナッパレザーを採用する国産モデルは極めて珍しいところ(あとはマツダCX-5/CX-8ぐらい?)。

競合モデルのホンダZR-Vや、トヨタ・ハリアー(Toyota Harrier)/RAV4でも本革シートに留まりますし、ここまで走りや燃費、静粛性、乗り心地だけでなく、内装までもバランス良く力を入れてきたのは流石だと思います。

もちろん、みかけ倒しではなく実際に手で触れたときの上質さや、ウィンドウレバーを操作したときのクリックしたようなタッチ感も良きポイントで、意味も無くウィンドウレバーを”カチッ、カチッ”と触ってしまうことも…

置くだけ充電は「背面が熱くなる」以外は特に不満無し

置くだけ充電は滑り止めのラバータイプで、その周りに”コ”の字型のアンビエントライトを採用しているのも良きところ。
※Android AutoのAQUOS R7でも問題なく充電可能

ちなみにエクストレイル(T33)の置くだけ充電は、往復200km以上の高速道路メインで走らせても、特に充電の接触が悪くなるようなことは無かったものの、従来の有線タイプの高速充電に比べて、2時間ほどで40%ほどしか充電しなかったのは残念なところ。

そして、置くだけ充電でありがちなスマホの背面が「極端に熱くなる」のも、エクストレイル(T33)では当たり前のように起きているので、この点はどのメーカーも改善してほしいところです。

エクストレイル、ZRーV、プリウス、セレナ4台でスマホの置くだけ充電比較!スマホによっては注意点もあるので要確認!【X-TRAIL】【T33】【ZR-V】【PRIUS】【SERENA】iPhone13


約5,000km走らせての給油回数は僅か5回

最後はエクストレイル(T33)の燃費と給油回数について。

給油については、可能な限り燃料残量がカツカツになるなレベル(航続可能距離が非表示)まで走らせてから満タン給油しているため、走行距離に対しての給油回数は最小限にとどめているつもりです。

走行距離も約5,000kmとそこまで距離は伸びていませんが、それでも給油回数としては僅かに5回のみ。

無給油での走行距離が1,100~1,200kmに到達することも多かったため、日産のシリーズハイブリッドの優秀さに驚かされるばかりですが、高速道路の割合が多くなったり、エアコンを使用する頻度が増えると燃費が20km/L → 17km/Lまで悪化するのは致し方ないところではあるものの、それでもDセグメントSUVクラスで考えると十分な燃費性能だと思います。

日産新型エクストレイル【T33】の質感がヤバすぎた!フルモデルチェンジされて高級感爆上がり!希少な2WDモデル納車後すぐに撮影【e-POWER】

日産の新型エクストレイルe-POWER(T33)関連記事