日産の新型フェアレディZ(RZ34)が納車されて10か月が経過!何と全国のユーザー向けに1,500台も納車されていないことが判明…塗装問題は解決したはずなのになぜ?

まだまだ希少性が高いのは魅力的だが、まさか全国的にここまで納車されていないとは…

2023年2月に私に納車されて10か月が経過した、日産のビッグマイナーチェンジ版・新型フェアレディZ(Nissan New Fairlady Z, RZ34)version ST[9速AT]。

2023年12月時点でも、本モデルの納車はまだまだ進んでおらず、日産公式ホームページでも受注一旦停止中は変わらないまま。

先日、私が所有するフェアレディZ(RZ34)にディーラーオプションの追加カスタムを検討するため、日産ディーラーにて相談並びに見積もり作成をお願いしたのですが、ついでの情報として何とフェアレディZ(RZ34)のユーザー向けの納車が全国的に全く進んでおらず、その数にして1,500台にも到達していないとのことでした。


フェアレディZ(RZ34)を製造する栃木工場の塗装工程問題は解消したとの報道もあったが…?

過去のブログにて、フェアレディZ(RZ34)の生産・納車が遅れている要因としては、部品・半導体不足ではなく「塗装工程」に問題があったことをお伝えし、更にこの問題についてロイター通信は「日産の稼働率は年間生産能力の3分の2くらい」まで回復し、更に塗装工程問題も解消していると報道しています。

しかしこの問題について日産ディーラーは、「メーカーからは塗装工程問題が解消した」といった通達は来ていないとのことで、一方で長納期&受注停止中のアリア(New Ariya)やフェアレディZ(RZ34)の納期が短縮されるといった話は全く入っていないとのことから、ロイター通信の報道は一体なんだったのか?といった不信・疑問の声もあるようです。

アメリカ向けの生産・納車も進んでいるのかは不明

そして先ほどの「ユーザー向けのファレディZ(RZ34)の納車が1,500台にも到達していない」とお伝えしましてが、これはあくまでも日本市場向けの台数であり、北米市場やオーストラリア市場向けの納車状況については不明なまま。

元々は北米市場をターゲットとしたスポーツモデルということもあり、日本市場向けの生産割合は少ないのでは?といった事前情報もありましたが、今となってはアメリカ市場向けどころかグローバル市場向けの納車も進んでいるのかも疑問。

理論上、2023年12月中旬時点でユーザー向けの生産・納車台数が1,500台未満なのは理解できるが…

なお、私が住んでいるエリアでは複数の日産ディーラーに取材させていただいたところ、2023年12月中旬時点でフェアレディZ(RZ34)のユーザー向け納車は僅か3台のみ。

日本市場向けの発売スタート時期が2022年7月だったので、約1年5か月経過しての納車台数が僅か3台というは中々に異常だと思いますが(おまけにエリアによってフェアレディZの振り分け台数が異なる模様)、確かにこの数を見ると全国規模で1,500台も納車されていない可能性は高そうですが、一方で全国のバックオーダー数となる約6,000台分は、一体いつになったら捌き切れるのか?というのも気になる所。

2ページ目:新型フェアレディZ(RZ34)を新車購入・契約する上で誓約書にサインを求められるが、その中身で注意すべき点も?