レクサス新型IS500 F SPORT Performanceで往復1,100kmドライブ時の不満や良かった点!「ACCでのコーナリング時の減速が強め」「腰の痛みなどは?」

総じて満足度の高いIS500 F SPORT Performanceだが、ちょっと気になるポイントも

前回のブログにて、レクサス新型IS500 F SPORT Performanceで高速道路メインの往復約1,100kmの弾丸ツアーを実施したことをお伝えしました。

今では絶滅危惧種でもある排気量5.0L V型8気筒自然吸気エンジンの余裕あるパワーを体感しつつ、V8 NAとは思えないほどの低燃費性能(12km/L~14km/L)にも驚かされました。

今回は、IS500 F SPORT Performanceにて往復約1,100km走らせてのちょっとした不満や良かった点などをいくつかピックアップしていきたいと思います。


アダプティブクルーズコントール[ACC]でのコーナリング時のカーブは強め

まずはIS500 F SPORT Performanceでの高速走行時に気になったことは、アダプティブクルーズコントロール[ACC]による高速巡航の際、コーナリングに差し掛かったときの減速支援が強めということ。

レクサスによれば、ビッグマイナーチェンジ後の新型ISでは、レーダークルーズコントロールとレーントレーシングアシスト[LTA]作動時のカメラによる白線認識技術にAIを活用し、カーブの大きさに合わせてあらかじめ減速する機能が備わっていて、カーブ走行時の横Gを一定に保つとともに半径の小さなカーブやトンネル内でも運転支援が途切れないようになったと説明しています。

しかしながら、大きめのカーブであっても、小さめのカーブであっても減速支援の介入が強い印象を受け、イメージとしてはカーブに差し掛かった瞬間に強めのフットブレーキを踏んだかのような驚きがあったために、あくまでも個人的な印象ですが、減速支援の介入をもう少し弱めてほしいこと、そしてカーブに差し掛かってから減速するのではなく、カーブに入る前に軽くアクセルオフするような減速に留めてほしいと思う所です。

ACCの速度設定値がわかりづらい

あと、これは過去のブログでもお伝えした通りなのですが、IS500 F SPORT Performanceのインフォテイメント系は旧世代になるため、アダプティブクルーズコントロールのON/OFF情報は表示されているものの、速度固定値(ACC速度値)の場合は、別のウィンドウに切り替えないと表示されないのが不満に思う所。

新型NX/RXなどの新世代インフォテイメント系だと、速度情報や燃費情報、航続可能距離、アダプティブクルーズコントロールの設定有無に加え、速度固定値もまとめて表示されるため、情報量としては十分なのですが、旧世代ではどうして別ウィンドウに設定したのかは疑問に思う所。

新型LX600に関しても、メーター情報は旧世代なので、IS500 F SPORT Performance同様に別ウィンドウになるものの、ヘッドアップディスプレイ上には速度固定値が表示されるので、まだ許容できるところ(IS500 F SPORT Performanceではヘッドアップディスプレイが搭載されていない)。

夜間時の車内はかなり暗め

続いては、IS500 F SPORT Performanceの夜間時の車内が暗いということ。

この「車内が暗い」というのは、上の画像でも確認できる通り、足もとのフットランプが搭載されていなかったり、内ドア部分のアンビエントライトが搭載されていない関係で、助手席側のフットスペースに仮置きしているドリンクやお菓子類といった予備品が確認しづらいレベルの暗さなんですね。

単純にアンビエントライトのムーディーな雰囲気の有無ではなく、小物類が取り出しづらいという実用性の低さに対して不満があるのですが、走りに特化したコンパクトスポーツセダンなので、インテリアのコストは最小限に抑えているのだと推測。

もしそうであれば、ディーラーオプションもしくはメーカーオプションにて、車内がもう少し明るくなるようなアンビエントライトを設定してほしかったところですし、新型ISの光物系のディーラーオプションがあまり充実していないことも課題の一つ(光物系が増えると、今度はバッテリー上がりなどの問題が新たに追加されるため、これはこれで判断が難しい)。

ただその一方で、旧世代レクサスのインテリアを継続しているおかげで、最近のレクサスの新型車では次々廃止されているアナログクロックが残されているところは特別感と希少性の高さを感じさせてくれますし、「時計を見る見ない」といった実用面ではなく、レクサスならではの特別な装備感が満足度を高くしてくれているように感じられます。

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