ダイハツ新型ムーヴキャンバスで往復370kmの高速道路ドライブ!ACCの精度や使い勝手はイマイチ?エアコン操作やメーター情報の不満、そして気になるNAのリアルな燃費は?

(続き)ダイハツ新型ムーヴキャンバスでの高速道路走行時の気になる点や燃費情報をチェック!

引き続き、ダイハツ新型ムーヴキャンバスにて高速道路走行しているときに気になる点などをチェックしていきましょう。

ムーヴキャンバスのメーター情報はちょっと不満

続いては、ムーヴキャンバスのメーター情報についてちょっと不満に思う部分も。

具体的には、上の画像の通り左側がエンジン回転数、右側が走行速度に対し、中央の4.2インチ液晶ディスプレイには、平均燃費や航続可能距離、燃料残量、アダプティブクルーズコントロールの設定速度、時間などが表示されるのですが、なぜ外気温も併せて表示しないのかは疑問。

特にこの時期だと、外気温の低さで路面の凍結も心配されるため、走行する場所と外気温といった複数の情報を頼りにすることもあるのですが、ムーヴキャンバスの場合は別の液晶ウィンドウへと移行しないと表示しないのが残念。

こんな感じで、日時と外気温が合わせて表示されるのですが、個人的には平均燃費と航続距離、そして外気温を同時に表示してほしいところです。


エアコンの情報が分かりづらい

続いて不満に感じているのは、エアコンの情報が分かりづらいということ。

上の画像のように、必要最小限の物理スイッチとパネル情報があるため、十分な見やすさではあるものの、せめて「AUTO」スイッチを押したときには、AUTOの上部辺りにLEDライトが点灯するような仕組みだと、直感的で分かりやすいと思うんですね。

ムーヴキャンバスの場合は、上の画像の通り、”AUTO”スイッチを押したあと、風量マークのところに小さく”AUTO”と表記されるので、特に夜間時だととても見づらいのが正直なところ。

往復約370km走らせての区間平均燃費は?

最後に、往復約370km走らせての区間平均燃費を見ていきましょう。

先述にもある通り、高速道路ではほぼ90km/hの定速巡航で、エンジンの回転数は、下りや平坦な道、上り坂などにおいて2,000rpm~4,000rpmほどのレンジでした。

メーター情報を見ていくと、長距離移動前の平均燃費が15.9km/Lで、航続可能距離は残り280km、給油後Trip Aメーターは79.4km。

上の画像の平均燃費は、総走行距離 約6,600kmほど走らせての生涯燃費だと思われますが、ここからどれだけ向上するのでしょうか?

往路の区間平均燃費は?

まずは往路の燃費記録から見ていきましょう。

9割近く高速道路を走らせての平均燃費となりますが、走行条件としては90km/hのACC走行で、エアコンはほぼAUTO状態、シートヒーターは1段階調整のみなのですが、時間が経過するにつれてどんどん熱くなるため、往路の途中からは常時OFFにしていました。

上の画像の通り、平均燃費は15.9km/L → 16.2km/L(+0.3km/L)に向上し、航続可能距離は280km → 187km(-93km)、Trip Aメーターは79.4km → 262.9km(+183.5km)だったことから、走行距離と航続距離に乖離が見られますね。

なおムーヴキャンバスでは、エンジンを切る度にその区間の走行記録が細かく公開されるのも便利。

往路の走行記録は以下の通りとなっています。

走行距離:183.4km
走行時間:2時間22分
平均速度:77km/h
区間平均燃費:19.8km/L
節約燃料:6mL

自然吸気系の軽自動車で、おまけに90km/hのアダプティブクルーズコントロール走行でも、20km/L近い燃費をたたき出せたのはさすがで、ダイハツのノンハイブリッド系も中々に魅力的。

復路の区間平均燃費は?

そしてこちらが復路の燃費記録。

走行条件もほぼ往路と同じで、9割近く高速道路を走らせての平均燃費となります。

上の画像の通り、平均燃費は16.2km/L → 16.5km/L(+0.3km/L)に向上し、航続可能距離は187km → 37km(-150km)、Trip Aメーターは262.9km → 445.8km(+192.9km)だったことから、先程の往路ほどではないですが走行距離と航続距離に乖離が見られます。

そして、出発前の航続可能距離280km → 37km(-243km)に対して、往復約370km走らせても特にガス欠することもなければ、給油警告ランプも点灯しなかったのは優秀。

そして復路の走行記録は以下の通りとなっています。

走行距離:182.9km
走行時間:2時間19分
平均速度:79km/h
区間平均燃費:20.1km/L
節約燃料:2mL

走り方や天候、エアコンの強弱、そして高速道路の混雑状況によっては燃費は大きく変化するものの、高速道路がほぼメインでも20km/L付近を行き来する燃費はかなり魅力的だと思います。

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