えっ、これレプリカなの?映画「バニラ・スカイ」でトム・クルーズが運転したフェラーリ250GTOのレプリカが競売に登場!ベースは何と日産フェアレディZ(280Z)
(続き)フェラーリ250GTOのレプリカモデルの内装や最終落札価格をチェック!
引き続き、日産フェアレディZ(280ZX)をベースにしたフェラーリ250GTOのレプリカモデルを見ていきましょう。
インテリアは250GTOの雰囲気を盛り込みつつ、ATモデルに見せない工夫も
内装もチェックしていきましょう。
木目調ステアリングホイールの中央には、フェラーリのプランシングホースバッジが貼付され、インストルメントパネルは、よりフェラーリ風のクラスターへと移植されているのがわかります。
3速ATシフトは、マニュアルトランスミッション(MT)に見えるように設計されたそうで、革製のシフトブーツで上手く隠されているのもポイント。
ただ、250GTOはクロムゲートのHパターンシフトを採用しているため、流石にシフト周りまで完全に再現することは難しかったようですね。
シートはオールブラックの本革を採用していて、シートコンディション自体もかなり良さそうですね。
当時の映画のグッズも付属され、最終落札価格もスーパーカー並み
Bring A Trailerの情報によると、この個体は、映画製作のためにパラマウント・ピクチャーズが購入した後、完全な修復が施され、その後2012年に現在の所有者に買い取られたそうで、当時の価格帯まで不明ですが、決して安価なものでは無かったと云われています。
他にも掲載情報を見ていくと、どうやらアルファ1GTO以外にも、カリフォルニア州登録書類のコピーや、映画スターであるトム・クルーズとペネロペ・クルスのサイン入り写真、当時メディアに配布された映画のプレスキット、そしてホットウィールもセットにて出品されているそうです。
最後に気になるアルファ1 GTOの最終落札価格ですが、2024年2月12日に既に落札されており、その金額は183,000ドル(日本円に換算して約2,750万円)。
世界に100台ほどしか存在しないことや、トム・クルーズが運転していたという付加価値があることを考えると、例えベースがダットサン280ZXだったとしても、その価値は十分にある一台なのかもしれません。
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Reference:BringATrailer