【悲報】トヨタ新型アルファード/ヴェルファイアが安全性能評価でファイブスター賞を獲得できず…マセラティ・グレカーレ/テスラ・モデル3などにリコール
ファイブスター賞確実と噂された新型アルヴェルが、まさかのノア/ヴォクシーよりも低い評価になるとは…
2023年6月に発表・発売されて9か月近くが経過した、トヨタのフルモデルチェンジ版・新型アルファード(Toyota New ALPHARD)/ヴェルファイア(New VELLFIRE)。
本モデルに関しては、以前より度々噂されていたのが、安全性能評価においてファイブスター賞を獲得できるかどうか?ということですが、弟分となる新型ノア(New Noah)/ヴォクシー(New Voxy)で既に獲得しているため、兄貴分のアルヴェルは確実だろう…と予想されていました。
※ファイブスター賞とは・・・衝突安全性能と予防安全性能が最高ランクであり、事故自動緊急通報装置を搭載している場合に獲得可能
しかしながら、今回国土交通省が公開した評価結果としては、まさかの衝突安全性能評価で「Bランク」で星4つとなり、ファイブスター賞を逃しています(言い方を変えれば、ノア/ヴォクシーよりも高額であるにも関わらず安全性能評価は低い)。
新型アルファード/ヴェルファイアの国土交通省の評価について
まずはアルファード/ヴェルファイアの安全性能や衝突性能、そして事故時の救助についての国土交通省の評価については以下の通り。
①予防安全性能
◇自車が交差点右折時に直進してくる対向車や、交差点へ進入する際に交差する車両・自動二輪車を検出、ブザーと表示で衝突の可能性を知らせると同時に、プリクラッシュブレーキを作動、衝突回避や被害軽減をサポートする他、複数の予防安全システムをパッケージ化して標準装備
◇踏み間違いなどによる衝突被害の軽減に寄与する踏み間違い時加速抑制装置は、歩行者や自転車を検知し加速抑制する低速時加速抑制機能を追加するなど支援範囲を拡大
②衝突安全性能
◇全方位コンパティビリティボディ構造と、最適に配置、設計されたSRSエアバッグによって、万が一の衝突時の乗員の傷害低減に貢献
◇歩行者傷害軽減ボディ構造で、万が一の衝突時の歩行者への衝撃を緩和
③事故発生時の救助
◇事故時にエアバッグが展開した場合、自動でオペレータに接続して救援機関に通報するための車載通信機を標準装備。車両データから重傷確率を推定してドクターヘリの出動を要請する先進事故自動通報システムにも対応
アルファード/ヴェルファイアの安全性能評価をチェックしていこう
そして気になる安全性能評価は以下の通り。
◇衝突安全性・・・ランクB(総合得点84.93点/100.0満点)
・フルラップ前面衝突:95%
・オフセット前面衝突:95%
・側面衝突:100%
・後面衝突頸部保護:93%
・歩行者頭部:61%
・歩行者脚部:100%
・シートベルトリマインダー:77%
◇予防安全性能・・・ランクA(総合得点88.84点/89.00満点)
・AEBS(対車):100%
・AEBS(対歩:昼):100%
・AEBS(対歩:夜):100%
・AEBS(対自転車):98%
・車線逸脱抑制:100%
・高機能前照灯:100%
・ペダル踏み間違い時加速抑制:100%
◇事故後・・・先進型(総合得点8点/8点満点)
◇総合評価・・・ファイブスター★★★★★(総合得点186.44点/199点満点)
自動車安全性能2023試験映像:トヨタ アルファード