(2025年)フルモデルチェンジ版・インフィニティ新型QX80が世界初公開!GT-R R35と同系統のV6ツインターボや「プロパイロット2.1」を搭載した新世代SUV

ここまでラグジュアリーに力を入れたインフィニティモデルは新型QX80だけかもしれない

日産の北米専売ブランドとなるインフィニティが、2024年3月21日にフルモデルチェンジ版・新型QX80の内外装デザインを世界初公開し、グレード別価格帯も明らかにしました。

事前情報では、日産GT-R R35のVR38DETT型や、新型フェアレディZ(Nissan New Fairlady Z, RZ34)のVR30DDTT型といった、同系統となるVR35DDTT型エンジンへとダウンサイジングターボ化し、出力・トルクの向上と共に、レスポンスや燃費も向上することをお伝えしました。

そして今回、具体的なパワートレインと共に、詳細な内外装デザインや新機能も明らかになりましたので、早速その中身を見ていきましょう。


コンセプトカーをそのまま量産化した理想的な新型QX80

こちらが今回、2025年モデルとして世界初公開された新型QX80の量産モデル。

2023年8月にQXモノグラフコンセプトとしてデビューしてから6か月以上が経過し、基本的なデザインを踏襲しながらも、「Artistry in Motion」と呼ばれるデザイン言語を採用することで、新鮮でありながらも親しみやすい印象的なデザインへと生まれ変わりました。

最大の変更点としては、ダブルアーチグリルが新たに追加されたことで、竹林の有機的な形状からインスピレーションを得ていて、ライトアップされたインフィニティのロゴが特徴。

グリルの両側には、分割されたヘッドライト意匠と、垂直のエアカーテンが配置されており、レンガのような空力特性の向上に貢献しています。

まるでレンジローバーのようなフラッシュサーフェスなデザインへ

続いてサイドビューも見ていきましょう。

フラッグシップSUVらしい水平基調を意識したボディラインが印象的で、長くて平らなフロントボンネットラインは、どことなくレンジローバーっぽい雰囲気もあったり。

ドアパネル部分も見ていくと、こちらもレンジローバーのようにフラッシュマウントのドアハンドルを採用しつつ、最新化されたフロントフェンダーベントによって強化。

さらに印象的なのは、ピラー部分をブラックアウトすることで、外目からでも広々とした外観を演出し、Dピラーもトリミングされて波のような要素がアクセントになっています。

ちなみにこちらが、QX80に採用されるフラッシュマウントドアハンドル。

こういったギミック要素が、オーナーをワクワクさせてくれる機能の一つでもあります。

300個ものLEDを使用したアウディチックなテールデザイン

リヤエンドも見ていきましょう。

まるでアウディのような、全幅いっぱいに設けられたOLED風の一文字テールランプが印象的。

実はこのテールランプ、300個を超えるLEDで構成されているそうで、「水面に映る静かな光の反射」を思い起こさせるように設計されているそうです。

加えてQX80は、ウェルカムシーケンスの一部として、新機能となるLight Pathシステムを導入し、オーナーが車両に近づくと、ドアハンドルが自動的に伸び、インフィニティロゴが点灯 → その後にデイタイムランニングライトが点灯 → Light Pathシステムが印象的な翼のようなデザインを地面に投影することで、一目でQX80のインパクトを残してくれるような演出をしてくれるとのこと。

ボディカラーの開発に「6年以上」

力を入れているのはライト関係だけでなく、実はボディカラーにもかなり力を入れているそうで、新しいダイナミックメタルペイントの開発には「6年以上」を費やしており、「金属フレークを確実にフラットにする正確なプロセス」で塗装が施されるため、SUV に「液体金属の感触」を与えるように設計されているとのこと。

これにより「滑らかな質感と見る角度によって劇的に変化するマジョーラカラーのような色合い」を実現しているとのことで、果たしてこのカラーオプションがいくらなのかも気になる所ですね。

遂にインフィニティにもハンズフリー機能付きとなる「プロパイロット2.1」が搭載!

続いて注目したいのが安全装備。

QX80では、より頑丈なフレームを採用したことでドライビングエクスペリエンスを向上させるだけでなく、横方向の剛性が+57%向上し、ねじり剛性が+300%も向上。

そして予防安全装備においては、「前方衝突予測警報」「歩行者検知機能付き自動緊急ブレーキ」「ブラインドスポットモニター」などの運転支援システムが多数標準装備され、更に「リアクロストラフィックアラート」「死角介入および車線逸脱防止」「トレーラー死角警告」も新しく装備されます。

ドライビングサポート機能の「プロパイロットアシスト」については、ベースとなる1.0 → 1.1へとアップデートされ、アダプティブクルーズコントロールと車線センタリング機能を組合せ、長距離移動時の疲労を低減。

そして上位グレードには、特定の高速道路でのハンズフリー操作を可能にするレベル2の半自動運転システム「プロパイロットアシスト2.1」が搭載されるとのことで、この機能はインフィニティブランドとしては初めてとなります。

2ページ目:内装の豪華さはインフィニティ史上最高!エンジンもGT-R R35と同系統のV6ツインターボ!気になる価格は?