こんなことがあった。トヨタ新型プリウスでドライブ中に対向車が「ながらスマホ運転」でセンターラインを跨ぎ危うく衝突寸前→ながら運転は一発免停の恐れも

ここまで身の危険を感じた相手方の「ながら運転」は初めてかも

つい先日、私が所有するトヨタ新型プリウス(Toyota New Prius)にて片道50kmほどの中距離運転を行っていたところ、対向車(マツダCX-30)のドライバーがセンターラインを跨いできて、私は段差のない歩行者道路に回避しつつ、相手方のドライバーもギリギリで気付いたのか、体勢を立て直して走行車線に戻り、何とか衝突事故を避けることに成功。

ちなみに対向車のドライバーは、そこまで見晴らしの宜しくないプリウスの視点からでも明らかにスマホ操作していることがわかるレベルで「ながらスマホ運転」をしていて、ドライブレコーダーの映像にもその記録が残っていました(ナンバーや車種も明確に記録済み)。

危うく事故に巻き込まれるところだったことを考えると、もしかすると今後も同じようなことが起きて、最悪の場合死亡事故につながる恐れもあるため、念のためドライブレコーダーの映像は保管して最寄りの警察に提出することを検討しています。


改めて周りのドライバーを見てみると、意外にも「ながらスマホ運転」をしている人が多いように感じられる

ちなみに今回の「ながら運転スマホ」ですが、対向車線ですれ違うドライバーや、信号待ちにて停車しているドライバーを見てみると、意外にも「スマホをジーっと見ている」「スマホに耳に当てて通話する」ドライバーが多いように感じられ、ここまで危険運転が常態化していることにも驚き。

これは一般道や信号待ちのときだけでなく、速度が上がると視界が狭まるような高速道路での走行時においても、ゆっくり走る車両や、前方にてフラフラと蛇行運転している車両でも「ながらスマホ運転」をしている恐れがあり、そういった車両を追い越した際にドライバーを見てみると、案の定スマホを操作していて、全く前を向いていないドライバーも少なくはないんですね。

ドライビングサポート(運転支援)が進化しているからこそ「ながらスマホ運転」をする人も増えている?

特に、ハンドル支援やアダプティブクルーズコントロール[ACC]、レーンキープアシスト[LKA]の精度が優秀になっている最近の新型車を運転している人からすると、高速道路では半ば自動運転のような感覚なのか、スマホを操作している人も結構見かけます。

ただ、これはあくまでも私の経験則であり、細かく統計的にデータをとった上での情報ではないので強くは言えないものの、こうして見ると自分自身がどんなに気を付けて運転していても、周りが危険・注意意識を持って運転しなければ防ぎようがないんですね。

令和元年より、「ながらスマホ運転」の罰則が厳しくなった

なお参考までに、政府広報オンラインでも公開していますが、運転中の「ながらスマホ運転」は一発免停の恐れがあるため注意が必要。

っというのも、2019年(令和元年)12月1日から運転中にスマートフォンや携帯電話で通話したり、画面を見たり、操作する「ながらスマホ」に対する罰則がかなり厳しくなったんですね。

そもそもどういった行為が「ながらスマホ運転」になる?

ちなみにどういった行為が「ながらスマホ運転」になるのか?というと…

◇スマホ・携帯電話を持って通話する

◇スマホ・携帯電話の画面を注視する

◇カーナビの画面を注視する

といった行為が「ながらスマホ運転」に該当するとして、立派な道路交通法違反になります。

「ながらスマホ運転」で一発免停になる恐れも

しかも罰則としては以下の通りで、場合によっては一発免許停止処分になることもあるので、それだけ「ながらスマホ運転」は極めて重い違反になるんですね。

■携帯電話を保持して通話したり画像注視したりした場合(保持)

【罰則】「6月以下の懲役」又は「10万円以下の罰金」

【反則金】普通車の場合:18,000円

【違反点数】3点


■携帯電話の使用により事故を起こすなど交通の危険を生じさせた場合(交通の危険)

【罰則】「1年以下の懲役又は30万円以下の罰金」

【反則金】非反則行為となり、罰則が適用されます。

【違反点数】6点(免許停止処分の対象)

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