24歳のディーラー従業員がイベントのためフェラーリF40の移動を託される→イヤな予感が的中し事故で大破!812SF後継はレッドラインが「10,000rpm」であることが発覚

今回は販売店のスタッフが「勝手に」走らせたのではなく、運転を託されたようだ

先日、アメリカのスバルディーラーの整備士が、「6速MTの練習」をするため、顧客のWRX(6速MT)を勝手に走らせ、クラッチ操作などを誤り壊してしまい、オーナーがそれに気づいて訴訟問題へと発展しました。

そして今回、イギリスの高級車修復業 兼 販売店のスタッフが、この店のオーナーからの依頼でフェラーリF40の運転を依頼 → イベント会場へと自走で向かう途中に操作を誤ってしまいフロントを大破する大事故へと発展しました。

ちなみに、このフェラーリF40を運転していたのは24歳の従業員であることが明らかとなっています。


F40のオーナーも「スタッフに任せなければ良かった」と後悔しているだろう

こちらが2024年4月1日の午前8時頃、ドイツのトンネル内に事故したフェラーリF40。

当時の日本での新車販売価格は4,650万円でしたが、今となっては時価にして330万ドル(日本円に換算して約5.5億円)と、とんでもないプレミア価値が付いています。

新車価格の10倍以上にまで跳ね上がっている天井知らずのスーパーカーですが、どうやらこの車両をモーターワールドカーショーと呼ばれるイベントにて出展するため、販売店のオーナーが24歳の従業員に託すことに。

なぜ積車での移動ではなく、24歳のディーラースタッフに全てを託したのかは不明ですが、24歳のスタッフもかなり緊張したでしょうし、オーナーも「彼に託さなければ良かった…」と後悔しているかもしれません。

ドイツの地元メディアの報道によると、このスタッフはドイツを拠点とするメカトロニックと呼ばれる高級車修復業者 兼 販売店で働いている人物と伝えられていて、F40のオーナーはメカトロニックの社長のものと報じられています。

ちなみにこの事故、出発地点から僅か数km離れたトンネルで発生したそうで、どうやら直線で加速した際にスリップ → トンネルの壁に衝突する自損事故へと発展。

この事故について当局は、機械的な故障が原因なのか、それともスピードの出し過ぎでスリップしてしまったのか、はたまた慣れないクラッチ&シフト操作を誤ってしまったのかは不明ですが、何れにしてもスタッフはとんでもない十字架を背負うことになりそう。

過去には顧客のメルセデスベンツ300SLを勝手に運転し、事故を起こしてトラブルを起こしたことも?

今回の事故で、24歳の従業員は特にケガはなかったものの、カーボンファイバー製のボディにキズが付いてしまい、更にフロントのカウル部分は外れてしまっているため、部品交換や修復には膨大な時間とコストがかかりそうなところ。

そして今回の事故に加え、海外メディアAuto Motor und Sport社の報道によると、どうやらメカトロニックという販売店は、2013年にも別の従業員が顧客の愛車であるメルセデスベンツ300SLを勝手に運転 → 事故を起こしたとしてトラブルになったこともあるそうです。

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