フルモデルチェンジ版・ホンダ新型フリードよりもトヨタ・シエンタの方が優れている点は?乗降り性や機能面等…元オーナーが本音で語る

(続き)ホンダ新型フリードよりも、トヨタ新型シエンタが優れている点とは?

引き続き、フルモデルチェンジ版・ホンダ新型フリードよりも、トヨタ新型シエンタの方が優れている点を見ていきましょう。

シエンタにはステアリングヒーターが備わっている

続いて、シエンタでは中グレード以上よりステアリングヒーターがメーカーオプションとして設定されているということ。

シエンタのステアリングヒーターは、シートヒーターのようにHI/LOWの2段階調整ではなく、ON/OFFの設定のみ。

ONにすると3時と9時周りが極端に熱くなり、その後緩やかに温度を抑えるようなオーバーシュート気味の上がり方をするので注意しなければなりませんが、それでもこの機能が有る無いで全く印象が変わってきます。

実際私もシエンタ・ハイブリッドZを所有していましたが、冬場は手が”かじかんで”ステアリングが握りづらいときもありましたし(もろに運転に支障を来している)、そういったときのステアリングヒーターはとても助かったんですね。

一方で新型フリードは、2024年5月9日より主要装備が明らかになったことで、本モデルではステアリングヒーターが設定されず、フロントシートヒーターのみが設定されることが判明。

2024年5月11日~12日のグランフロント大阪・うめきた広場にて、実車を拝見した方からの声には「フィットではステアリングヒーターが設定されているのに、どうしてフリードでは設定されないの?」と疑問に思っている方もいらっしゃいましたし、「シエンタではステアリングヒーターがあるのに、フリードで設定されないのはあり得ない」といった声もあったため、やはりこの機能を待っていた方も多かったのだと思われます。

ホンダはターゲット層のことを考えて開発しているのだろうか?

ちなみにこの流れは、2022年5月に発売された新型ステップワゴン(New STEPWGN)でも同様で、競合モデルのトヨタ新型ノア(Toyota New Noah)/ヴォクシー(New Voxy)や、日産の新型セレナ(Nissan New Serena, C28)の一部グレードでは装備されているのに、ステップワゴンには設定されなかったダメダメなポイント。

確かにステップワゴンには搭載されず、フリードに搭載された場合、ステップワゴンオーナーからは不満の声が挙がるでしょうし、ヒエラルキーが逆転してしまいますが、多少のコストアップでも搭載すべき機能だと思いますし、特に子育て世代で手先が冷えやすい女性も含めてターゲットにしているのであれば、尚のこと装備すべきだったのでは?と思う所です(ホンダは市場の調査・分析が甘すぎると思う)。


ホンダはもっと見習うべき!シエンタにはアクセサリーコンセント(AC100V)が備わっている

続いては、シエンタにはアクセサリーコンセント(AC100V/1,500W)が備わっていること。

いわゆる自家用&非常時給電コンセントが備わっているシエンタですが、これは新型フリードには装備されていませんし、未だにホンダの全ラインナップモデルに備わっていません。

一体どんな調査をしたのかはわかりませんが、ホンダメーカーとディーラーの製品勉強会にて、フリードにアクセサリーコンセントが装備されていない件で、スタッフさんがメーカーエンジニアに質問したところ、「アクセサリーコンセントは需要が少ない上に、他社のように1,500Wの電力量は不要。だから45W程度のPDチャージャー(USB Type-C)で十分事足りる」と回答したそうです。

このメーカーエンジニアが回答した内容は、メーカー全体としての回答なのか、エンジニア自身の感想なのかは不明ですが、そうなると緊急災害時や停電で電気が使えなくなった場合でも、アクセサリーコンセントは不要と考えるのか?PDチャージャーで事足りると言い切れるのか?実際に経験した上で不要と判断したのか?色々と質問してみたいところです。

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