三菱がアメリカ向けに2030年商品計画を発表!次期デリカD:6?と思わしきティーザー画像を公開…新型ランサースポーツバックが登場する可能性も?

三菱はアメリカ市場向けのラインナップモデルを、現在から約2倍にするようだ

三菱のアメリカ法人となる三菱USAが、2030年までに販売する商品計画/事業計画「Momentum 2030」の概要を発表。

三菱USA曰く、「アメリカ向けのラインナップモデルは2030年に現在の約2倍になる」とのことで、更には他がラインナップしていない新たなセグメントでも勝負に出ることが明らかになりました。

現時点で日本向けに関する情報は無いものの、果たしてどのようなモデルが展開されるのか見ていきましょう。


三菱の新規事業計画「Momentum 2030」のティーザー画像を見ていこう

こちらが今回、三菱USAが公開したMomentum 2030のティーザー画像。

具体的な車種までは不明ながらも、シルエットを確認する限りでは、以前より期待されたフルモデルチェンジ版・新型ランサーエボリューションⅪ(New Lancer Evolution Ⅺ)と思わしき姿は無し。

ただ三菱は、アメリカ特許商標庁に対して「ランサースポーツバック(Lancer Sportback)」と呼ばれる商標を出願していることが明らかになっていて、もしかするとこれらのシルエットの中に含まれている可能性も考えられそう(特に左奥から2番目が怪しい)。

まさかD:Xコンセプトが市販化されるとは…

そして個人的に驚きだったのが、ティーザー画像の中央に存在する謎のシルエットを持つモデル。

ボルボのハンマーヘッドのようなLEDデイライトが確認できることや、武骨なSUV風トールワゴンの姿は、三菱が2023年10月に発表したジャパンモビリティショー2023向けのコンセプトモデル「D:Xコンセプト」にそっくり。

計画の一環として、三菱は2026年~2030年にかけて「毎年1台」の全く新しい新型車もしくは再設計された新車を導入する予定で、この2台のうちの1台は、上のD:Xコンセプトの量産版含む競合していない新しいセグメントに参入することになるとのこと。

この計画においては、現在のラインナップ規模からほぼ2倍へと拡大し、さらなる電動化への道を設定し、より多くの消費者にリーチするためにディーラーネットワークを拡大することを目的としているとのこと。

海外カーメディアAutonewsが三菱USAのディーラーに取材したところ、「三菱は、2023年10月のジャパンモビリティショーにてプレビューされた、D:Xコンセプトをベースにした”ラギットな車両”で、ミニバンセグメントへの参入を計画している」と説明。

まさにデリカD:5の次期モデルに相応しい概要

この近未来的な乗り物は、3列6人乗り仕様としてラインナップされる予定で、プラグインハイブリッド(PHEV)パワートレインを搭載することで、トータルパフォーマンスと燃費を稼ぐことができるとのこと。

そして、デリカのような武骨なスタイルと、力強さのフィーリングを伝える分厚いオフロードタイヤを備えることで、オンロードだけでなくオフロードでの走破性にも力を入れていくことから、ある意味では次期デリカD:6を示唆した一台なのかもしれません。

2ページ目:三菱が「スバル・アウトバック」のようなプロポーションを持つSUVを発売予定?!→ランサースポーツバックのことか?