レクサスが「最も奇妙なコラボ」となる新型GXモノグラムコンセプトを発表!ワインの保管だけでなくピザ窯も作られた贅沢なアウトドア仕様

ドバイや欧州の富裕層が好みそうなコンセプトカーが登場

2024年秋に日本市場向けにも販売予定となっている、レクサスのフルモデルチェンジ版・新型GX550。

その前に、国内抽選限定100台のみとなる特別仕様車OVERTRAIL+が発表され話題となりましたが、今回この特別仕様車よりも更に奇妙なコラボモデルが登場。

これは、高級家電ブランド・モノグラムとの提携により実現したコンセプトカーで、その名もGXモノグラムコンセプト(Lexus GX Monogram Concept)。

果たして何をテーマにしたコンセプトカーなのか見ていきましょう。


厳ついマットグレーにブロンズアクセントのGX550

こちらが、2024年6月15日にアスペン・フード&ワインクラシックのイベントにてデビュー予定となっている、レクサス新型GXモノグラムコンセプト。

一見すると、マットグレーのようなボディカラーにペイントされ、ブロンズアクセントの”L”マークエンブレムやアウタードアハンドル、そしてルーフラックが採用されたエレガント仕様に。

足もとを見ていくと、明らかにフロント・リアフェンダーからはみ出たカスタムホイールや、分割式のテールゲート、フェイクタイプの3クォーターガラスも装備。

新型GXの特徴ともいえるセンター直結式の一文字テールランプは変わらずですが、直近のレクサスブランドでは定番となっている”LEXUS”のレタリングバッジは廃止となり、左側に小さく”L”マークエンブレムが貼付され、更に”MONOGRAM”のバッジ付き。

そして右側には”GX550”のネームバッジが貼付されていることから、排気量3.5L V型6気筒ツインターボエンジンを搭載したノンハイブリッドモデルがベースとなっています。

えっ、車にピザ窯のオーブンだと?!

そしてここからが、GXモノグラムコンセプトの注目ポイント。

縦分割式のテールゲートをオープンすると、何とラゲッジ部分にはピザ窯(電気式のピザオーブン)が設けられ、テールゲートの内側には、ワインやバーボン、グラス、栓抜きを収納するコンパートメントが設けられています。

一体どこで使用するの?と言わんばかりの豪華仕様ですが、おそらくレクサスのイメージとしては、富裕層向けのアウトドアモデルで、BBQはもちろんのこと、車でピザを作るだけでなく、お酒はワンランク上のワインなどで楽しむことを目的に作られたのでは?と推測。

ただ、このコンセプトモデルが市販化される予定はないとのことですが、仮に市販化された場合の総額が気になる所。

超高級本革にダイヤモンドのキルティングレザーが施され、そこにワイングラスを収納するという貴族の収納ボックス。

後席はまさに贅を尽くした仕様に

後席スペースを見ていくと、何とセンターコンソール部分には加熱式の製氷機があり、飲み物を冷やすために球状の氷を作ることができるようです。

他の部分には、真鍮/ブラス、チタン、石のアクセントが施されているのもポイント。

特別なタッチは内装にも引き継がれ、カスタムパターンのブラックとキャメルのレザーが使用されています。

このモデルには、フルレングスのセンターコンソールで区切られた4つの独立したシートが設けられ、センターコンソールには、後部座席の乗客用テーブルと「コールドコンソール」コンパートメントが設けられていますが、そもそもノンハイブリッドモデルの電源で製氷機やオーブンなどの電力に耐えられるのか?というのも疑問。

パワートレインについては、先程もまとめた通り排気量3.5L V型6気筒ツインターボエンジンを搭載sい、最高出力354ps/最大トルク649Nmを発揮。

0-96km/hの加速時間は6.5秒で、最高時速は175km/hに制限されているようです。

2ページ目:どんなにユニークなコンセプトカーを発表しても、そもそものベースとなるモデルを製造できていないトヨタ/レクサスの殿様商売はいつ改善されるのか?