【朗報】トヨタ新型プリウスの電気式リアドアハンドルの対策品が完成し、ようやく交換可能へ!一部改良版・新型GR86に新たな特別仕様車!2024年5月24日時点での最新工場出荷目途も

致命的な不具合により、何かと使い勝手が悪くなっていた新型プリウスに光が見えた

トヨタが定期的に更新している、既存ラインナップモデルを対象とした工場出荷目途一覧。

今回は、2024年5月24日時点での最新工場出荷目途が更新されているのでチェックしていきましょう。

この他にも、大規模リコールにて生産停止並びに、対策品が準備できておらず、最悪の緊急策で使い勝手が悪くなった新型プリウス(New Prius)に関する最新情報並びに、具体的な生産再開目途と対策品の交換開始時期が明らかになりましたので、こちらも併せてチェックしていきたいと思います。


遂に新型プリウスが2024年6月中旬より生産再開へ

まずは、2024年4月に電気式リアドアハンドルの不具合によってリコールが届け出された新型プリウス(Toyota New Prius)について。

不具合内容としては、既にSNSなどでも明らかになっている通り、後席ドアハンドルの開スイッチの防水性能が不十分なため、洗車等で多量の水がかかるとスイッチ内部に浸入することがあるとのこと。

そのため、そのままの状態で使用を続けると、スイッチ内部の回路が短絡して作動し、最悪の場合、走行中に後席ドアが開くおそれがあるとしてリコールを届け出ています。

緊急策によるヒューズ外しにより、使い勝手は一気に悪くなった

この不具合に対して、トヨタとしては対策品のリアドアハンドルに交換することを明らかにしましたが、十分な対策が行われたドアハンドルが完成するまでの応急策として、トヨタ側としては電気式ドアハンドルのヒューズを外すという対策を実施していました。

しかしながら、この対応を行うと緊急用物理スイッチにて開け閉めを行う必要があるため、小さな子供などの力では到底開けることはできないですし、何よりもキズが目立ってしまうため、決して現実的な使い方ではないんですね。

遂に対策品が完成!2024年6月14日より、全国ディーラーにて対策品へと交換可能に

私も既に、電気式リアドアハンドルのヒューズが抜かれた状態ですが、使い勝手としては最悪な状態(後席ドアハンドルが無いのと同じ)ではあったものの、その対策品もようやく2024年6月14日より、順次交換及び正式なリコール作業が実施される予定となっています。

一方で、リアドアハンドルの不具合により愛知県・堤工場での生産が停止となっていたプリウスですが、2024年6月17日より正式に再開されるとのことで、約2か月という長きに渡る停止期間から復活し、溜まりに溜まったバックオーダー分を一気に捌くことになりそうです。

2024年7月12日に一部改良版・新型GR86発表と共に、新色グリーンの特別仕様車追加へ!

続いては、2024年5月下旬時点で受注一旦停止となっているGR86ですが、ようやくこのモデルが2024年7月12日に一部改良版として発表される予定で、加えて特別仕様車も追加される予定となっています。

今回の特別仕様車では、リッジグリーンリミテッドと呼ばれる初代AE86を彷彿とさせる新色グリーンが採用され、足もとにはブロンズ仕上げのアルミホイール、レッドカラーのブレーキキャリパー、そして内装はタンカラーシートという何とも激渋な一台に仕上げられる予定です。

なお足回りに関しては、受注停止前のメーカーオプションとして準備されたブレンボ製ブレーキキャリパーや、ザックス製ダンパーなども標準装備されるとのことで、この辺りは定番所に。

ちなみにこの特別仕様車、カタログモデルとしてラインナップされるのではなく、抽選限定200台のみの販売とのことで、ある意味で狭き門。

ただし、一部改良によるスタンダードモデルでも、リッジグリーンカラーは設定可能になるため、その代わりとしてライトブルーなボディカラーのブライトブルーⅡが早くも廃止となるのが残念なところ。

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