遂に来た!新型フェアレディZ(RZ34)の納期が大幅短縮→一方でキャンセルも少しずつ増えている?日産が2024年5月「2回目」となる最新工場出荷目途一覧も更新

新型フェアレディZ(RZ34)の納期も正常に戻れば、これで日産のラインナップモデル全てが安定的に

日産が定期的に更新している、既存ラインナップモデルの工場出荷目途。

今回は、2024年5月23日時点での最新工場出荷目途一覧が更新されています。

ただその前に、長らく受注停止&納期未定となっていたビッグマイナーチェンジ版・新型フェアレディZ(Nissan New Fairlady Z, RZ34)の納期が明らかになり、しかも当初「納期4年」と言われていたスケジュールから大幅に短縮されていることも判明。

以前より何かと問題視されていた塗装工程の問題も解決の方向に進んでいるのか、アメリカ向けの生産もひと段落して日本向けに注力できるのかは不明ですが、日産もようやく本腰を入れることができるかもしれません。

2024年5月下旬時点で、フェアレディZ(RZ34)の納期はどのようになっているのか?チェックしていきましょう。


遂に新型フェアレディZ(RZ34)の納期が大幅短縮へ

まずは新型フェアレディZ(RZ34)の納期について。

2022年7月に発売されて1年10月が経過しましたが、一方で2022年7月下旬に受注一旦停止になってからも約1年10か月が経過しました。

本モデルの具体的な納期や生産スケジュールが全く見えてこないなか、2024年5月中旬以降になってから、突如としてバックオーダー分の具体的な納期が判明することに。

しかも2024年5月中旬にディーラーからメーカーへと発注した分に関しては、「2025年1月頃」に生産・出荷のスケジュールになっているため、メーカー側もようやく生産の目途が立ってきた?といったところでしょうか。
注)もしかしたら後々納期が後ろ倒しになることも考えられるかもしれませんが…

納期が大幅短縮される一方で予約キャンセルも?

ただその一方で、ちょっと別の動きを見せているのが予約キャンセル。

このキャンセルの理由がどういったものなのかは不明なのですが、「具体的な納期が判明し、予想以上に納期が早かったからキャンセル」なのか、それとも「フェアレディZ(RZ34)の中古車相場も下がり、今後納期も短縮傾向にあるため転売が難しい」と判断してのキャンセルなのか…

この辺りは何とも言えないところではあるものの、一方で受注再開を待っていたユーザーからすれば、キャンセル待ちの車両(しかもグレード/ボディカラー/トランスミッション/インテリアカラー/オプション全て変更可能)は魅力的な提案ですし、私が住んでいるエリアの日産ディーラーでも既に3件のキャンセルが入ったため、これに対するキャンセル枠の応募が殺到 → 抽選での受付けになりました。

ちなみにこのキャンセル枠に関しても、2024年5月下旬にディーラーからメーカーへと発注をかけることになるため、おそらく納期としては2025年1月~3月頃になるのでは?とのこと。

2025年モデルの一部改良や特別仕様車はどうなる?

そしてもう一つは、2024年夏頃の受注再開と「2025年モデル」の販売についてですが、こちらに関しては、まだ具体的な情報は出ていないものの、もしかすると特別仕様車が登場するかもしれない?との噂もあるようです。

既に海外では、フェアレディZ(RZ34)生誕55周年を記念する特別仕様車に関する情報が展開されているそうで、日本で販売されているカスタマイズドエディションをモチーフにした特別仕様車の可能性があるようです。

これが日本でも設定されるかは不明ですが、生産キャパによっては「日本限定〇〇台」という可能性もありますし、それこそ初回抽選限定240台のみ販売されたProto Specのように、抽選での販売ということも考えられるかもしれませんね。

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