遂に来た!ブガッティ・シロンの後継が2024年6月20日に世界初公開へ!ラ・フェラーリの後継となるF250の開発車両が再びスパイショット!

V型16気筒自然吸気エンジン+ハイブリッドを採用する次世代ブガッティのデビューまであと少し!

既にVIP顧客を対象にプロトタイプモデルが公開されている、ブガッティ・シロン(Bugatti Chiron)の後継モデル。

排気量8.0L W型16気筒クワッドターボエンジンのノンハイブリッドから、V型16気筒自然吸気エンジン+電気モーターを組み合わせたハイブリッド仕様へと大胆に変更される次世代モデルとなります。

そんなシロンの後継モデルが、遂に2024年6月20日に世界初公開されることが明らかとなりました。


ティーザー画像には、フランス語で「Pour l’éternité(永遠の象徴)」と表記

こちらが今回、ブガッティ公式が公開したティーザー画像。

まだ正式な名称が決まっていないブガッティ・シロンの後継機種ですが、前述にもある通り、V型16気筒自然吸気エンジンに加えて、トライモーター(3基)を組み合わせたハイブリッドシステムを採用することが決まっています。

そしてデザインテイストにおいては、タイプ57 SCアトランティックを含む、クラシカルでモダンな雰囲気を持つレトロフューチャーな一台になると言われています。

ちなみにティーザー画像には、フランス語で「Pour l’éternité(永遠の象徴)」と表記され、もしかするとこの表記がシロン後継の名称になることを示唆しているのかもしれません。

過去のデザインからインスピレーションを得た、レトロフューチャーな次世代モデルに?

なお、シロンの後継モデルについてブガッティは、「美しさ、高級感、性能」をゼロから設計しているそうで、「完全なる特注」の外観が特徴であると説明。

加えて同社は、このシロン後継のデザインには、タイプ57 SCアトランティックやタイプ41 ロワイヤル、そしてタイプ35のスタイルからインスピレーションとして挙げていることも明らかにしています。

ブガッティの象徴ともいえる馬蹄型グリルを継続採用か

改めて公式ティーザー画像を見ていくと、ブガッティのロゴエンブレム周りには、トレードマークでもある馬蹄形グリルにつながる彫刻的なボンネットに焦点を当てています(おそらくフロントボンネットの収納スペースも極端に小さいと思われる)。

あとは、先程のプロトタイプモデルからも確認できる通り、サイドビューにて見られる特徴的なC字型のラインはシロンから引き継がれており、両端のよりスリムなLEDがアグレッシブな顔つきを演出してくれそう。

この他、アクティブリアスポイラーや巨大ディフューザー、そしてシロンスーパースポーツを彷彿とさせる空力的に最適化されたリアデッキも確認できます。

続いて気になるのがシャシーですが、ブガッティ曰く「完全に新しくなる」とのことで、シロンのプラットフォームに依存しないことを示唆しています。

ちなみにシロンのプラットフォームは、後に登場した派生モデルのディーヴォやチェントディエチ、ワンオフモデルのラ・ヴォワチュール・ノワール、オープンタイプのミストラル、レーシングモデルのボリードなどにも展開されました。

ハイブリッド採用により、システム総出力は1,800ps超え?!

そしてもう一つ注目すべきは、排気量8.0L W型16気筒クワッドターボエンジンから、全く新しいコスワース製の排気量8.3L V型16気筒自然吸気エンジン+3基の電気モーターを組み合わせたハイブリッドシステムが採用される予定であること。

ガソリンエンジンのみので出力は1,014ps/9,000rpmを発揮し、3基の電気モーターそれぞれから345psアシストされることにより、システム総出力1,825psを発揮すると予想されています。

そしてトランスミッションは、8速DCTを搭載し、駆動方式は四輪駆動[4WD]のみの設定と言われています。

電気モーターを供給するクロアチアの新興メーカーであるリマックCEOのメイト・リマック氏によれば、V型16気筒エンジンになったことで、エンジンは約1,000mm延び、ミドシップの配置を維持していると述べています。

そしてパフォーマンス面においては、0-100km/hの加速時間が僅か2秒で、0-200km/hの加速時間が5秒未満、0-300km/hの加速時間が10秒未満、そして0-400km/hの加速時間が25秒未満と噂されていますが、最高時速は445km/hに制限されるとの情報もあるようです。

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