ホンダ新型WR-Vの納車後不満!ナビゲーションの不具合に加え、今度は安全装備Honda SENSINGの不具合が連発?何もないところでクリアランスソナーが反応
走りは楽しい車なのだが、一方で不具合が多すぎて萎えて来ることも多い
2024年4月に私に納車されて2か月以上が経過した、ホンダ新型WR-V Z+グレード[2WD]。
今回は、本モデルが納車されてからの不満ポイントをいくつかチェックしていきたいと思います。
WR-Vは、ホンダのエントリーコンパクトSUVという立ち位置ではあるものの、軽量化やコストを抑える目的で電動パーキングブレーキ[EPB]+オートブレーキホールド[ABH]を採用せず、手引き式ハンドブレーキを採用しています。
そのため、走りという面では高く評価しているものの、一方のナビゲーションや予防安全装備Honda SENSINGといった電装系とプログラム関係においては不具合・不満に思うところが多いように感じられます。
前後に車や壁が無いにも関わらず、やたら頻繁的にクリアランスソナーが反応する
まずは、最近の新車・新型車では積極的に採用されているフロント・リアクリアランスソナーについて。
この機能は、ホンダの場合だと「パーキングセンサーシステム」という名称で採用していて、センサーが周辺の障害物を検知し、音とディスプレイ表示で障害物との距離をお知らせし、ドライバーに注意を促すというもの。
バックでの駐車時や狭い駐車場での出庫時などに役立つ機能なのですが、本モデルが納車されて2か月が経過した辺りから、前後に車両や壁が無いにも関わらず、おまけに雨や雪が付着しているわけでもなく、天候は雲一つない快晴でありながら、いきなりフロント部分のセンサーが反応することが多いんですね。
これについては原因は全く明らかになっておらず、ホンダディーラーに相談しても不明。
幸い、クリアランスソナーが反応してから発進しても、自動緊急ブレーキが作動することはありませんが、ドライバーからすると何もない所でクリアランスソナーが反応するのはビビりますし、最悪の場合、ソナーの誤検知で自動車緊急ブレーキが作動するようなことがあれば、後続車両に迷惑をかけ、さらに追突被害を引き起こす恐れも。
こればかりは、ドライバーが注意深く運転していても防ぎきれないところでもありますし、既にホンダディーラーにも症状は報告済で、メーカーにも情報共有されている可能性があるため早急に対策してほしいところ。
WR-Vのオートハイビームの精度は酷い
続いては、WR-Vのオートハイビームの精度について。
オートハイビームは、先行車や対向車を検知し、ハイ/ロービームを自動で切り替える機能なのですが、特に街灯の無い夜間走行時には重宝しているものの、アダプティブドライビングビーム[ADB]/アダプティブハイビームシステム[AHS]が備わっているわけではないため、対向車だけロービームにし、進行方向だけをハイビームに切り替えるような機能がありません。
そのため、仮に反対車線から対向車が来た場合は、ハイビーム → ロービームに切り替わるのが正常なのですが、なぜかWR-Vは、対向車が来てもハイビームを維持したまま走行することが多いんですね。
当然、対向車からはパッシングもしくはクラクションを鳴らされるわけですが、全く悪意もないのに誤作動によってトラブルに巻き込まれないためにも、ヘッドライトレバーを「AUTO」→「ロービーム」に切り替えることで、強制的にオートハイビームを解除させてロービームに切り替えることができます。
ちなみに、これはWR-Vに限らず私が過去に所有してきた(もしくは現在も所有している)ZR-Vやステップワゴン(New STEPWGN)、ヴェゼル(New Vezel)、フィット4(New FIT4)、N-BOX(JF3/JF5)、シビックタイプR(New Civic Type R, FL5)などのホンダのオートハイビームやアダプティブドライビングビームを搭載するモデルも同様。
対向車に対してハイビームする傾向にあり、それが原因でトラックドライバーから怒鳴られたこともあります。