トヨタ新型ランドクルーザー300雑感!「高級ホテルでも様になる存在感だが…周りに迷惑をかけている恐れも?」「Android Auto/Apple CarPlayの切替えが面倒」等

ランドクルーザー300は「盗難」ばかりクローズアップされがちだが、普段使いしていると良いところもたくさんある

2023年8月に私に納車されて10か月以上が経過した、トヨタ新型ランドクルーザー300(Toyota New Land Cruiser 300)ガソリンZX・3列7人乗り[4WD]。

今回は、本モデルの納車後雑感ということで、ここ最近活用してみてのインプレッション内容に加えて、普段使いしていく中で満足・不満に感じていること、そして同じフラッグシップモデルでありながらも、ミニバンスタイルのアルファード(New ALPHARD)/ヴェルファイア(New VELLFIRE)よりも優れているポイントを見ていきたいと思います。

早速、ランクル300を普段使いしてみて、具体的にどういったところに満足・不満に感じるのかチェックしていきましょう。


ランクル300の圧倒的な存在感はどこでも映える

まずは新型ランドクルーザー300の存在感について。

トヨタのフラッグシップSUVということもあり、その見た目のインパクトや存在感、そして日本の公道には全くマッチしないサイズ感が印象的ですが、こうした高層ホテルの乗り降り所でも十分様になっているのはグッド。

先日、帰省した友人の送迎に伺うため、友人が宿泊している高層ホテルの乗降り所(無料エリア)に向かったのですが、ホテルのコンシェルジュの案内を受けながら、乗降り所手前の入り口まで誘導されて待機。

「ご友人の方が来られるまで、エンジンを切って待機していただいても構いません」とのことで、周りに人がいない事を確認した上で、コンシェルジュに許可を頂いた少しだけ撮影していましたが、やはりこの巨体と存在感には圧倒され、高級ホテルでも一切引けを取らず、十分に映える姿にエモさを感じるところ。

ただ、このサイズの車両になってくると、らせん状のスロープでは車幅を気にしながら走行しなければならない上に、乗降り所に出入りするような入口・出口が共にかなり狭いため、DセグメントSUVに比べて細心の注意が必要(出入口も一か所しかないため、普段以上に反対車線に注意しなければならない)。

場所問わず十分な存在感を見せるランクル300ですが、一方で日本の公道の狭さを一切考慮しないサイズ感は、こうした高層ホテルの出入りや立体駐車場の出入りでも一苦労するため、この点はサイズ慣れもしくは出入りの少ない早朝もしくは深夜の時間帯を狙わないと大変かもしれませんね。

周りから見ると、ランクルのサイズ感は結構迷惑に感じられている?

よく知人からも指摘されるのですが、「そんなデカい車でショッピングセンターとかスーパーの駐車場に来られたときに、仮に端っこに停めていても周りが迷惑する。自分の隣にもプラドとか大きな車が停まる時があるけど、気を使わなきゃいけない上に、サイズがデカいからドアの開け閉めも大変」と、かなり厳しいお叱り?と受けたことも。

もしかすると、他に駐車している車両も、隣にランクル300が停められたとき、もしくは隣に停めざるを得ない場合には同様の想いを持っている方がいらっしゃるのかもしれませんね。

Android Auto/Apple CarPlayの切り替えが面倒

続いては、モバイルサービスのApple CarPlay/Android Autoについて。

トヨタの新世代コネクティッドナビや、ホンダのHonda CONNECTナビ、更には日産のNissan CONNECTナビの場合だと、AndroidもしくはiPhoneで優先もしくはワイヤレスでBluetooth接続すると、そのキャリアに合わせてAndroid Auto/Apple CarPlayのシステムを起動してくれるのですが、ランクル300のT-Connetディスプレイオーディオは、わざわざ手動で事前に選択しなければなりません。

具体的には、T-Connectの「設定・編集」→「モバイルサービス選択」→「オンライン/Apple CarPlay/Android Auto/OFF」を選択する必要があるんですね(今どき、こんなアナログなことさせるのか…)。

スマートフォンのキャリアが、家族同士でiPhoneもしくはAndroidで統一されているのであれば問題ないのですが、私のようにAndroidとiPhoneの両方を所有する身からすると、こうした選択式は非常に面倒に思う所ですし、できれば自動で切り替えられるようにアップデートしてほしいところです。

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