(豪)三菱が2030年商品計画のための8車種を公開!新型パジェロの復活を示唆するモデルやランサースポーツバック、そして次期デリカD:6らしき姿も

三菱は各国向けに今後の商品計画を明らかにする可能性も?

三菱は以前、アメリカ法人向けとして2030年までにラインナップする商品計画「Momentum 2030」の概要を明らかにし、全7車種のシルエット画像を公開しました。

その中には、次期デリカD:6(D:Xコンセプトの量産版?)と思われるミニバンや、既に商標出願されていて、スバル・アウトバック(Subaru Outback)風の伸びやかなSUVモデルとなるランサースポーツバック(Lancer Sportback)らしき姿も見られました。

そして今回、三菱のオーストラリア法人が2030年までにラインナップ予定の全8車種に関するティーザー画像を公開しました。


オーストラリアでは、アメリカよりも1台多く販売する計画のようだ

こちらが今回、豪州三菱が公開した2030年までに販売する予定の全8車種のシルエット。

シルエット画像を見てわかるのは、そのほとんどがSUVもしくはピックアップトラックであり、中央にある2台が、以前より噂されている次期パジェロの復活を示唆するモデルと、ミニバンスタイルD:Xコンセプトの量産版と予想されます。

この中には、内燃機関モデルもあればマイルドハイブリッド(MHV)モデル、トヨタのようなストロングハイブリッド(HEV)、プラグインハイブリッド(PHEV)もあるでしょうし、ピュアEV(100%電気自動車)もラインナップされている可能性が高そうですが、厳密にどのモデルに該当するかまでは不明。

三菱はオーストラリア市場でのEV推進に力を入れていくようだ

ちなみに、今回のティーザー画像公開に加えて三菱グローバル製品戦略本部長の並木恒一 氏は、「オーストラリアは、MMC(三菱自動車工業)にとって中核市場であり、当社の世界事業に重要な貢献をしている」と述べています。

加えて同氏は、「当社は、バッテリー電気自動車だけでなく、プラグインハイブリッド(PHEV)車やハイブリッド(HEV)車も提供し、オーストラリア政府が定めた新自動車効率基準(NVES)を満たす適切な製品を導入します」と語ったことから、EVへの推進にも力を入れていくことが明らかになっています。

なお三菱は、新型車の不足や新興アジア市場へのトラック及びSUVの注力により、オーストラリア市場向けの販売力が低下 → トライトンやパジェロースポーツ(Pajero Sport)、そしてアウトランダーの大きく3車種が主力モデルになるものの、それ以外のフレッシュな新型車がラインナップされていないため、ここからのV字回復に期待したいところ。

トライトンよりも更に上を行くフラッグシップ&オフロードスタイルのピックアップトラック?

改めて三菱のティーザー画像を見ていくと、まず上の画像がピックアップトラックモデルで、おそらくベースは中型ピックアップトラックのトライトンであり、その兄貴分になると予想されます。

ホイールアーチが広く、車高も高く見えることから、三菱のフラッグシップ&オフロードトラックとしてラインナップされる可能性が高そうですね。

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