ホンダ新型シビックタイプR(FL5)が納車されて4か月が経過!相変らず車が優秀過ぎて「MTの運転が上達してきた」と錯覚を起こしてしまいそうだ

走行距離も3,000kmを突破しており、順調に距離を伸ばしている

2024年2月に私に納車されて4か月が経過した、ホンダ新型シビックタイプR(Honda New Civic Type R, FL5)。

日本市場向けの個体に関しては、既に1万台以上が生産・登録・納車完了している一方で、2024年5月下旬時点で「生産されていない未注状態」の個体が、約1.5万台残っていることを紹介しました。

街中でも少しずつ見かけるようになったシビックタイプR(FL5)ですが、受注停止手前のバックオーダー分を全て捌き切るには、2026年3月までかかると言われていますし、果たしてその時期までに「残り約15,000台分」の生産が完了するのかどうかは微妙なところ。

今後新たな情報が入れば、当ブログにてご紹介できればと思います。


シビックタイプR(FL5)は走っていて楽しい車だが、燃料タンク容量が小さすぎる

それでは、ここからシビックタイプR(FL5)が納車されて4か月経過しての印象をまとめていきたいと思います。

以前所有していたチャンピオンシップホワイトのときから、これといって大きく印象が変化したわけではないものの、相変わらず不満に感じるのは燃料タンク容量の小ささ。

FL5の燃料タンク容量は47Lと少なく、スタンダードモデルのFL1と全く同じ。

しかもハイブリッドe:HEVモデルのFL4に関しては、バッテリーやモーターなどの搭載により搭載スペースが狭められていることから40Lと更に少ないんですね。

そのため、FL5がガソリン満タンの状態で走れる距離は、下道がメインだと10km/L~12km/Lで500km~550kmがほとんど。

高速道路メインだと、ストップ&ゴーが少ない上に、6速固定で2,000rpmを超えることがあまりないため、その場合だと14km/L~17km/Lで600km~650kmがほとんどといったところでしょうか。

6速MTの場合は、AT/CVTと違って手動でのシフトアップが遅いため、低速域からでも2,000rpmを超えることが多く、その分燃費も悪化しやすいので、この点はマニュアルスポーツカーの宿命。

とはいっても、お世辞にも燃費の良い車ではないですし、だからといって近場乗りだけ済む車でもなく、長距離移動でも意外に快適に過ごせる車なので、家族や友人、知人との長距離移動の際は、できるだけ途中給油無しでスムーズに往復移動したいところ。

そういったときに、せめて50L以上の燃料タンク容量は必要…と思うこともあれば、パワーウェイトレシオに影響するとは思いますが、60Lのタンク容量があっても不思議ではないスペックやサイズ感だと思いますし、もう少し実用性を高めても良かったのでは?と思ったりもします。

正直、ホンダのコンシールドワイパーは余計な装備だと思っている

続いては、上の動画でも確認できる通り、ウォッシャー一体型のフロントワイパー(別名」コンシールドワイパー)の使い勝手が最悪だということ。

これはFL5に限らず、ZR-Vやステップワゴンでも採用されている機能なのですが、スマートなデザイン性に仕上げる一方で、静粛性向上や燃費向上を目的にしています。

ただし、コンシールドワイパーの使い方を知らずに、洗車や雪などの関係でワイパーを立てようとするとフロントボンネットと干渉してキズがついてしまうため、一度ワイパーをスライドさせてから立てなければならず、とにかく面倒であり、ワイパーをあまり使いたくない方からすると「鬱陶しく」感じる機能だと考えています。

個人的にこういった使い勝手の悪いワイパーは廃止にしてほしい、というのが正直なところです。

2ページ目:シビックタイプR(FL5)のマニュアルトランスミッションは、ワインディングの”上り坂”で本領を発揮する?